【人間環境学科】藤吉 正明先生【教員紹介】

藤吉 正明 教授

ふじよし まさあき

所属 教養学部 人間環境学科 

学位

博士(学術学)

研究分野

植物生態学/植物民俗/教材開発

キーワード

#ガジュマル #外来植物 #草木染 #里地里山 #絶滅危惧種 #生物多様性 #環境保全 #生活文化


野生生物の現状を把握し、それらと人が共存できるより良い自然環境の創出を目指しています。 

自然界では、生物間相互作用により生物同士が関わり合いを持つことで自然生態系が生み出されています。さらに、自然生態系に農業という人間の営みが加わることで、独自の生態系や景観(里地里山)が作り出されています。その里地里山は、生物多様性の高い環境でもあり、それらの維持には定期的な管理作業が必要とされています。本研究室では、自然生態系や里地里山の動植物の生態を解き明かし、それらの生育もしくは生息環境を維持することを目的として、①野生動植物の種の記録、②野外での環境保全活動、③環境教育の実践の3つのテーマで研究及び教育活動を行っています。 

野生動植物の保全

本研究室では、野生動植物の種の記録や生物間相互作用等の生態の解明を目的に、神奈川、東京、群馬、沖縄などの地域で調査活動を行っています。主に植物を中心に調査・研究を進めており、採取した植物の一部はキャンパス内で栽培も行っています。

野外での環境保全活動 

本研究室では、里地里山の雑木林環境を維持するために、秦野市の雑木林において間伐や落葉掻、下草刈等を行っています。その他、水田、畑、竹林の管理など様々な環境保全活動も進めております。

環境教育の実践

環境教育の実践として、身近な地域環境を活用した自然観察会や小学校などでの出前授業を行っております。また、地域文化の理解のために、衣食住を通した体験会も開催しております。具体的には、藍染やベニバナ染め体験、カラムシ繊維を使った糸作り体験、山菜・木の実などの食体験、水田での稲作体験、農地での野菜・果樹栽培、間伐材を活かした木工クラフト体験、ざる・かご作り、身近な植物を活かした草花遊び体験などです。


藤吉先生が注力しているSDGs


人間環境学科に興味がある受験生へ

野外活動中心のゼミですので、五感を通して自然を楽しみたい・学びたい方を求めています。

本研究内容に関心がある外部の方へ

専門分野の基礎知識の修得に加え、現場での行動力や実践力を備えた学生を育てています。 


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