観光学部の2020年度秋学期学位授与式を挙行しました

代々木キャンパスでは3月25日に2020年度秋学期学位授与式を挙行し、観光学部生203名に学位記を授与しました。新型コロナウイルス感染症の対策として3回に分けて実施し、入り口では検温や手指の消毒を行い、会場でもソーシャルディスタンスの確保などを講じました。

式典では、山田清志学長による式辞として、英語での動画メッセージが寄せられ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてオンライン授業などの「ニューノーマル」なライフスタイルに対応する他に類を見ない経験をしてきた学生たちに、「コロナ危機の年に卒業したことを、これから何年も忘れることはないでしょう。レジリエンスと粘り強さで多くの困難な状況を乗り越え、卒業したことを忘れないでください」と語りかけ、日本語で「これからの皆さんの旅路には大きな障害があると思いますが、ぜひ東海大学で勉強したことを基礎として克服してください。卒業おめでとうございます」と話しました。

続いて藤本祐司学部長が各ゼミの代表に学位記を授与した後、「今年度はコロナで始まりコロナで終わった1年でした。人生思うようにいかないものだなと皆さんも感じていると思います。不安や不満、怒りや悲しみとどう折り合いをつけていくのかが人生であり、折り合いをつけることによって成長していくのでしょう」と話し、これから社会に出て仕事に従事する卒業生たちに向けて「上司からはかわいがられる、同僚や友人からは信頼される、後輩や部下からは慕われるような人になってほしい。そのためには嘘をつかない、人の悪口は言わない、自分の自慢をしない、失敗しても人のせいにはしない。40代までは仕事を任され、頼まれたら断らないことも大切です。この人に任せたら大丈夫だろうと思ってもらわなければチャンスは巡ってきません。たった1度の人生ですから、楽しんでチャレンジしてください」とエールを送りました。

最後に藤本学部長から総長賞や観光学部長賞などの各賞を授与しました。閉会後はゼミごとに分かれ、指導教員が一人ひとりに学位記を授与。卒業生は、「コロナ禍の中で大学最後の節目である学位授与式を開催してもらえてとても感謝しています。4年間でさまざまな経験ができ、とても感慨深い。これから一人の大人として社会に出るので、これまでの出会いから学んだことを生かし、仕事でも多くのことに挑戦していきたい」と話していました。