女子柔道部が全日本学生柔道体重別団体優勝大会で2大会ぶり2度目の優勝を果たしました

湘南校舎の女子柔道部が10月15、16日にベイコム総合体育館(兵庫県・尼崎市記念公園)で開催された全日本学生柔道体重別団体優勝大会に出場。1日目、2日目の階級の配列が抽選によって決定される7人制の団体戦で、2大会ぶり2度目の優勝を飾り、2019年度以来の学生団体2冠を達成ました。

初戦となった2回戦で岡山商科大学を6-0で下すと、3回戦では日本体育大学に4-1、準決勝では筑波大学に6―0と順調に勝ち進みます。決勝は、3連覇を果たした6月の全日本学生柔道優勝大会決勝でも相まみえた龍谷大学と対戦。先鋒戦で2021年度のインターハイ78㎏級を制したルーキーの杉村美寿希選手(体育学部)が豪快な大外落で一本勝ちして勢いをつけると、次鋒戦では9月に開催された全日本学生柔道体重別選手権大会女子48㎏優勝の渡邉愛子選手(同4年次生)も小外刈で一本勝ちと続きます。引き分けを挟んだ中堅戦で吉岡光選手が優勢勝ちすると三将戦で児玉ひかる選手(同)が開始1分30秒に小内返で堂々の一本勝ちを収め、優勝を決めました。副将戦でもルーキーの鹿歩夏選手(同1年次生)が落ち着いた試合運びで送襟絞を決めて一本勝ち。大将戦では僅差で星を落としたものの5-1の圧勝で頂点をつかみ取りました。

塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「昨年度は決勝にたどり着けませんでしたが、今大会では選手たちの状態もよく試合に臨めました。優勝は主将の立川桃(体育学部)や渡邉、児玉ら4年次生が中心となって一丸となった結果です。特に決勝では先鋒がしっかりと流れをつくり、ポイントゲッターとして期待した選手たちがきっちりと勝ち切ってくれました」と語りました。立川主将は、「勝利を目指すのはもちろん、それ以上に負けない柔道を心がけてきました。団体戦では勝ち切ることも大切ですが、次の選手にいい流れでつなぐことも重要。日ごろの練習から相手に技をかけられても、一本を取られない、耐え凌ぐ強さを身につけようと必死になってきたことが優勝につながったと感じています」と話しました。

一方、3連覇を狙った本学男子柔道部は2回戦で関西大学に7-0、3回戦で東洋大学に4―0、準々決勝で國學院大學に3-0、準決勝で日本大学に6-0と順調に勝利を重ねました。しかし、決勝で天理大学と接戦を繰り広げ2-2とポイントは並んだものの相手方が2つの一本勝ちに対し、本学は一本勝ちと優勢勝ちが1つずつと内容差がつき惜しくも敗れました。

なお、女子柔道部は18日に湘南校舎で、山田清志学長ら教職員に優勝を報告。中西英敏部長(体育学部教授)と大川康隆副監督(同准教授)が大会制覇への道のりを語り、立川主将が「頼もしいチームメートとともに優勝できました。応援ありがとうございました」と感謝を伝えました。山田学長は、「本学柔道部は社会からの注目度も高く、勝利へのプレッシャーも感じていたと思います。その中でしっかりと頂点に立ったことは本当に素晴らしい」と称えました。