デザイン文化学科の学生たちが少年野球チームのユニホームやロゴマークをデザインしました

国際文化学部デザイン文化学科の学生有志が、札幌市南区を拠点に活動する少年野球チーム「芸術の森ライジング」のユニホームやロゴマークをデザイン。

3月21日に常盤一区会館で贈呈式が行われ、学生の指導に当たった早川渉講師と中心になって活動した村上綾菜さん(3年次生)が参加しました。今回のユニホームデザインは、北海道日本ハムファイターズが産学連携スポーツ振興事業の一環で展開している「uniformics(ユニフォーミクス)」の一環。「デザインのチカラで野球振興」をコンセプトに、学童野球チームのユニホームやロゴマーク、キャップの意匠を道内でデザインを専攻する大学生が創作するプロジェクトです。

本学科からは早川講師の呼びかけで学生8名が参加。9月からファイターズを通じて、芸術の森ライジングの関係者にデザインコンセプトのヒアリングを実施していました。同チームは、2020年度まで活動していた「常盤ハリケーン」と「石山フォックス」の合併による新チームであることから、「新鮮なイメージを抱きやすいデザインに」「流行り廃りに影響されず、長く愛されるものにしてほしい」といった意見をもとに、学生たちは森をイメージした深緑を基調に、合併前の両チームが身に着けていたオレンジや黒などを配色したユニホームやロゴマークをデザインしました。贈呈式では、村上さんから各選手にユニホームが手渡され、さっそく袖を通した子どもたちは、「かっこいいデザインなので、ユニホームに見合うファインプレーをたくさんしたい」「生まれ変わった気持ちで、試合が待ち遠しいです」と目を輝かせていました。当日はチームを率いる斉藤康弘監督が背番号も手渡し、「素晴らしいユニホームを着て戦えることに感謝をして、勝利を目指すことはもちろん、礼儀やマナーも守れるチームになろう」と語りかけていました。

村上さんは、「ユニホームをデザインするのは初めてで、不安もありましたが子どもたちが喜ぶ姿を直接見られてとてもうれしい。普段は自分の好きなデザインをする場面が多く、地域の皆さんの希望に沿った案を検討する経験はとても勉強になりました」と笑顔を見せ、早川講師は「新型コロナウイルス感染症の拡大もあり学外での活動ができない中、今回のようなプロジェクトに参加することができてファイターズや芸術の森ライジングの関係者の皆さまに感謝しています。学生たちは将来に向けて、非常に有意義な経験ができたと感じているので、今後も地域や企業と連携しながらさまざまな教育の場を創出していきたい」と話しています。