原監督率いる読売巨人軍に農学部の学生らが農産加工品を差し入れました

農学部の学生と教職員らが2月3日に、読売ジャイアンツがキャンプを行っている宮崎市・ひなたサンマリンスタジアム宮崎を訪問。原辰徳監督(本学体育学部客員教授)に、学生が栽培、製造加工した食品を手渡しました。九州キャンパス教育活性化プロジェクトとして農学部が取り組んでいる「アグリ実学スキルアップ支援プログラム」(略称:アグラップ)の一環で、「原ジャイアンツ♡東海大学~原監督を東海大学九州キャンパス農学部のおいしさで応援したい~」と題して実施したものです。

原監督が率いる巨人は例年宮崎でキャンプを実施しており、本学出身の選手も多数在籍していることから、キャンパス内でも愛着を持って応援している学生や教職員が多数います。巨人は2022年シーズンも「不屈~GIANTS EVOLUTION~」のスローガンの下、チーム一丸となって戦った姿から、新型コロナ禍の困難な中にも学生たちは大きな喜びと勇気をもらってきました。この取り組みは、農学部を有する九州キャンパスの特徴を生かし、美味しく元気の出る食品の提供を通じて、宮崎キャンプが23年シーズンでのセ・リーグ制覇と日本一に向けて幸先よい船出となるよう後押ししたいという思いとともに、学生に企画・運営・技術研鑚などでさまざまな経験を重ねてもらうことを目指して実施しています。

当日は、学生と教職員合わせて15名が参加。熊本キャンパスからバスに乗車し、宮崎へと向かいました。現地では、本企画の実現に協力した東海大学学園校友会の後藤俊郎会長らも合流。村田達郎教授(農学部)の書いた「原辰徳監督・読売巨人軍を東海大学農学部のおいしさで応援し隊」の横断幕を背にグラウンドで原監督を出迎えました。まず、学生を代表して農学部3年次生の桑嶋雄一郎さんがあいさつ。新型コロナ禍における学生生活や巨人の戦いから勇気をもらい、建学祭「欅祭」やチャレンジプロジェクトなどさまざまな課外活動に臨んできた経験を振り返り、「監督として全体を見渡し、皆がリーダーとなるような原監督のチーム運営を尊敬しています。私たちも仲間とさまざまな取り組みに挑み、新型コロナ以降の新時代を皆で切り拓いていきます」と述べ、「私が今から巨人軍に入ることはできませんが、農学部で生産した食品がすこしでもチームのためになれば。皆さんを応援し、さらなる活躍を祈っています」とエールを送りました。

その後、同じく農学部3年次生の佐藤友里江さんが、骨付きハムや、板状のベーコン、阿蘇実習フィールドの水田で栽培し今年度からブランド化を進めている米「阿蘇の舞」、ブルーベリージャム、農学部が産官学連携で開発した芋焼酎「阿蘇の魂」などを紹介。後輩たちの訪問に笑顔の原監督は、「農学部の皆さんが1年間手塩に掛けて育てた物をジャイアンツに持ってきてくださって、ジャイアンツというより原先輩に持ってきてくれて大変感謝しています」と笑わせるとともに、「私も東海大学で学んだ東海健児。皆さんも東海大の卒業生、東海健児として胸を張ってこれからの社会で頑張っていってもらいたい。皆さんの期待に応えられるようにジャイアンツも一生懸命戦います」と決意を語りました。