熊本キャンパスで4月4日、2023年度春学期入学式を挙行しました。在学生による校旗入場から、木之内均熊本キャンパス長による開式の辞、建学の歌に続いて新入生の人数を読み上げ、木之内キャンパス長が入学許可を宣言しました。
式辞では松前義昭学長が登壇。入学生と保護者らに祝福を述べると共に、創立者・松前重義博士が本学の源泉である望星学塾に掲げた「若き日に汝の」から始まる「思想を培え」「体躯を養え」「知能を磨け」「希望を星につなげ」の4つの言葉を紹介。「平和な社会を築くためにも、しっかりとしたものの見方を確立して、次に強い心と身体を養い、学んで得たさまざまな知識を基に考える力を身につけ、高い理想に向けて努力する人になってほしいという意味です」と語り、その中でも「思想を培え」の言葉について、「今国会でもさまざまな社会問題が議論されていますが、皆さんはどのように考えるでしょうか? 重要なのは一つひとつの事柄について考え、疑問を持ち、それを解消するために必要な知識を得て理解し、そこで得た自分なりの結論を総合的にまとめて一貫性のある考え方をつくることこそが“思想を培う”行為なのです。SNSなどの発達で得るべき知識や情報は人間の能力を超えて膨大なものになっています。その中から重要なことを自ら選び、考える力を持ってください。これからの社会を生き抜くためにも有効な思想を培ってください」とメッセージを送りました。
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続いて本学卒業生で、全国町村会会長を務める熊本県嘉島町の荒木泰臣町長が祝辞を述べ、「世界的な情勢不安の下、皆さんは社会の動向を感じながら多くのことを学びます。その学びの中で東海大学が持つ多様なフィールドを生かし、幅広い知識を身につけてください。高い理想を掲げ、その実現に向けて勇気をもって挑戦し、皆さんの希望が星につながることを祈念します」と激励しました。閉式後は各研究科長、専攻長、学部長、学科長を紹介し、各教員がお祝いを述べ、その後九州学生会によるオリエンテーション企画も実施。会場の外では記念撮影をする姿も見られました。新入生たちは、「K-POPが好きで韓国語も勉強しているので、在学中に留学できれば。将来の夢は決まっていないけれど、地域経済についても勉強しようと考えています」「大学では幅広くさまざまなことを学べそうで楽しみにしています。友達をたくさんつくってキャンパスライフを楽しみたい」とそれぞれ夢や目標を語っていました。
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