神奈川県住宅供給公社と東海大学が学生の入居施設としてリノベーションした伊勢原団地12号棟の内覧会を、3月9日に実施しました。伊勢原団地12号棟は、同公社と本学が2020年1月に締結した「団地利活用で地域創生を目指す連携協定」に基づき、工学部建築学科と大学院工学研究科の学生・大学院生が考案したデザインをもとに設計・施工を進めてきました。今年4月から約20名の学生が入居する予定となっています。
内覧会には、山田清志学長をはじめ教職員が出席し、担当者の案内で1階の居室と共用部を見学しました。地上4階建ての12号棟には2人1部屋の居室が29戸あり、各部屋にユニットシャワーや洗面台、トイレを設置。1階には3つの共用部が設けられ、キッチンのあるオープンスペースやフローリングが広く敷かれたスタジオ、元々あった床板を外して中央に土間を配した部屋など、コミュニティスペースが充実した造りとなっています。また、団地前の道路から見える外壁には、学園のシンボルマークである「Tウェーブ」が描かれています。本学教職員や同公社の職員からは、「土間を設けて広い空間にするアイデアは、柔軟な発想力を持つ学生ならでは。あまり見ない造りでとても面白い」「共用部や庭の使い方は、入居した学生たち次第でいかようにも変わるでしょう。DIYで家具を作るなど、部屋づくりが交流のきっかけにもなるのでは」といった声が聞かれました。
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