2023年度の春学期学位授与式を挙行しました

東海大学では9月20日に湘南キャンパスで、2023年度春学期学位授与式を執り行いました。今学期は、湘南、渋谷、品川、伊勢原の各キャンパスにある大学院から博士学位取得者20名(課程博士11名、論文博士9名)、修士学位取得者22名が修了し、学部から240名が卒業を迎えました。なお、同日には静岡と熊本の両キャンパスで、21日には札幌キャンパスでも学位授与式を執り行います。

湘南キャンパス2号館大ホールで行った学位授与式では、松前義昭学長が学位記ならびに修了証を授与しました。式辞に立った松前学長は、「社会では、東海大学で養った“集い力”“挑み力”“成し遂げ力”“自ら考える力”を発揮し、明確な人生設計を描き、人生の目的を定めてください。その目的は人生の青春が続く限りなくなりません。後悔のない人生を歩むためにもしっかりとした人生観を持ってこれからの生活を送ってください」と呼びかけました。続いて学業優秀者に総長賞を授与し、髙野二郎副総長が代表者に賞状と記念品を手渡しました。

出席した川島淨子さん(大学院総合理工学研究科修了)は、「人間が色を認知するメカニズムを明らかにしたいと、照明関連の企業で勤務していたときの知見を生かし、医学部の先生方にも協力いただきながら研究に取り組んできました。今後も東海大学の客員研究員として学び続けていきたい」とコメント。エジプト出身のフルード ムハンマドさん(大学院文学研究科後期修了)は、「人からの提案を断る時に日本人はその後の関係を気にして失礼のない丁寧な断り方をする傾向がありますが、エジプト人は自分の思いをそのまま伝えます。その違いが面白いと思い研究を重ねてきました。今後はエジプトに戻り、カイロ大学で日本語教師として働くので、この経験を次に生かしたい」と話していました。