「収穫祭2023in臨空」を初開催しました

阿蘇くまもと臨空キャンパスで10月22日(日)に、第51回東海大学建学祭欅祭特別企画「収穫祭2023in臨空」を初開催しました。11月1日(水)から3日(金)まで熊本キャンパスで開催する欅祭に先立ち、今年度新設した本キャンパスでも企画を行いたいと欅祭実行委員会が準備し、地域住民や学生ら480名の来場がありました。

朝9時のスタートを前に、本キャンパス南西圃場の入り口に設けた受付テントには長蛇の列ができていました。開会式では初めに農学教育実習センターの神鷹孝至技術職員があいさつに立ち、「熊本地震から7年が経ち、4月から農学部は臨空キャンパスとしてこの地で新たにスタートしました。学部設置当初から実学を尊重し、座学と実習を同一キャンパスで行う他に類を見ない教育をステップアップさせて、この地で再開しています。実習の中で学生たちが栽培した野菜やブルーベリージャムを用意していますので、ぜひ楽しんでいってください」と話しました。欅祭実行委員長の福留雄大さん(経営学部3年次生)は、「今年度新しくなった本キャンパスをぜひ見学していってください」と語りかけ、欅祭農産部署部署長の石本啓汰さん(農学部3年次生)は、「これからは益城町イコール東海大学と思ってもらえるように頑張っていきたい。阿蘇キャンパス(現・阿蘇フィールド)のような活気を取り戻して、より素晴らしい収穫祭、建学祭にできれば」と話し、来場者から大きな拍手が送られました。

その後は、来場者が畑に入り、農学部農学科の2年次生が「農学実習」で育てた3種類のサツマイモ(高系14号、紅あずま、紅はるか)やダイコン、ニンジン、サトイモを収穫。「困っていることはありませんか?」「どちらからいらっしゃったんですか?」と学生たちが声をかけ、交流を図る姿も見られました。熊本市内から参加した親子連れは、「土に触る機会はなかなかないので、食育にもつながる体験ができてありがたい」と話し、農学部生とともに訪れた保護者は、「息子がどんなところで学んでいるのか知る貴重な経験になりました」と笑顔を見せていました。石本さんは、「阿蘇キャンパスの建学祭で収穫祭を行っていたと職員さんに聞き、その復刻版として臨空で行えれば、地域の方々にもキャンパスを見てもらえるいい機会になるのではと考えました。こんなにも多くの方に来場いただき、驚いています」とコメント。福留さんは、「阿蘇の収穫祭に行ったことがあるという人も来てくださり、“また来年!”と声をかけてもらえてうれしい。キャンパス周辺は農家さんも多いので、今後の連携につなげていければ」と話していました。