札幌キャンパスで3月21日に、2023年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院生物学研究科(修士課程)7名、国際文化学部221名、生物学部122名の計350名に学位記を授与しました。第一体育館(TOKAI ARENA)を会場に行った式では、吹奏楽部の演奏で『建学の歌』を斉唱。続いて、梶井龍太郎学長代理が修士課程修了者に学位記を、大学院生物学研究科長の櫻井泉教授が記念メダルを贈り、学部卒業生の総代にも梶井学長代理が学位記を手渡しました。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞など各賞を授与しました。
式辞では梶井学長代理が、コロナ禍の中で入学し、学生生活の大半を送らざるを得なかった卒業生たちを激励。「皆さんは東海大学での学びを得て、これからさまざまな道を歩みます。そこで皆さんには先人が残してくれた二つの言葉を送ります。ドイツの文豪・ゲーテは『我々は皆、山あこがれ、登りたいと思うが、多くの人は人が歩いた平らな道を歩きたがる。山に登るためには、本当は自分で道を見つけなくてはならないのだ』と言いました。本学の創立者である松前重義博士は『君は人が作った道を歩いてはいけない。君が歩いた跡が道になるのだ』と言っています。東海大学の卒業生としての自信と誇りを持ち、皆さんのただ一つの道を世界中につくってください」と語りかけました。
また、来賓を代表して東海大学同窓会北海道ブロックの本間雅実会長が祝辞を述べ、「全国どこでも、皆さんは東海大学の同窓生と強い絆で結ばれています。友に年齢の上下は関係ありません。皆さんには無限の可能性があります。夢に向かって元気に羽ばたいてください」と励ましました。校歌の斉唱に続き、網野真一札幌キャンパス長が閉式の辞として、「今後の人生がどのようなものであろうとも、自らの可能性を信じ、賢く、力強く、しなやかに進んでください。皆さんの人生はこれからです。そして、皆さんの人生は皆さん自身のものです。そのことを胸に歩んでください。これからの活躍に期待し、エールを送ります」と語りました。
式典後には学科ごとに分かれて学生一人ひとりに学位記を授与。また、キャンパス内のノースウイング入り口に設けたフォトスポットでは友人や恩師、保護者らと笑顔で写真を撮る姿が見られました。学生たちは、「新型コロナ禍で最初の2年間はオンラインが中心でしたが、大学での4年間を通じて学力面はもちろん、社会に出るための一般常識など多くの学びがありました」「卒論指導では先生に厳しく指導していただき、しっかりと4年間の学びを整理できました。卒業後にも生かしていきたい」「在学中は韓国への留学など東海大学ならではの副専攻科目の制度を生かして幅の広い経験を積めました。」と話していました。