札幌キャンパスで2024年度春学期入学式を挙行しました

札幌キャンパスで4月6日に、2024年度春学期入学式を挙行しました。今学期は、大学院総合理工学研究科1名、生物学研究科2名、国際文化学部190名、生物学部174名の計367名が入学しました。

式では、本キャンパスの吹奏楽部の演奏で建学の歌を斉唱、続いて梶井龍太郎学長代理が入学許可を宣言し、式辞では新入生と保護者らにお祝いを述べると共に、創立者・松前重義博士が東京・武蔵野に開設した本学の母胎である望星学塾から至る創立の歴史や、北海道内における教育機関の変遷、教育方針、学術や文化、スポーツなどを通じた国際交流などについて紹介。さらに、「世界はロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの問題、気候変動、エネルギー危機、急速なインフレなど私たちが予測していなかった局面に置かれています。一方で私たちの社会は、カーボンニュートラルや生物多様性などSDGsへの対応、生成AIの普及、急速なDX化といった変革が加速しています。こうした社会には、単に知識や技術を有しているだけでは対応できないことは明らかです。豊かな教養と確かな思想、物事に果敢に挑戦する高い志を持った実践力のある人材が求められています。本学は皆さんの成長の支援に向けて、教職員が一体となってきめ細かに対応する体制が整っており、安心してぜひ十分に活用してください。大学は学生と教員が相互に、真剣に取り組む場であらなければ、よい授業、教育、研究は生まれません。皆さんの積極的な授業への参加、大学の活用をお願いします」と呼びかけました。

祝辞では、東海大学札幌地区後援会の渡辺堅会長と、在学生を代表して札幌キャンパス学生会の大城進也会長(生物学部生物学科3年次生)が登壇。渡辺会長は、「高校生から大学生に進むのは大きな変化に期待と共に不安もあることと思いますが、ここまで支えてくださった方たちを思い、大学という場所で新たなチャレンジをしてください」とエール。大城会長は、「大学生活をよりよくするために、友達を作りましょう。単位取得に向けて共に頑張る力になります。取れる授業は先に取るようにし、外に出ることを心がけましょう。せっかくの北海道の大自然に触れられる環境を生かし、各地の名所やイベントに訪れることで学びの幅を広げられます」とアドバイスしました。

校歌斉唱の後、閉式にあたり網野真一札幌キャンパス長が登壇。「大学は夢をかなえる場所ですが、同時に夢と巡り合う場所なのです。皆さんは夢を持って入学したことと思いますが、夢があればそれに向けた勉強やその他の活動の目標が生まれます。教職員は皆さんの目標の達成を全力で、可能な限りサポートします。また、夢は持っていても不安に思い、悩んでいるかもしれませんが、大学時代にはこれまでとは比べられないほどに出会いがあります。このキャンパスには全国から学生が集まっています。友人、先輩、教職員、地域、さらにさまざまな知識や経験との出会いもあるでしょう。出会いは人生を豊かにします。その中で積極的に自分の夢を確かめ、新たな夢を見つけてください」と語りかけました。

式典後には、学科別のガイダンスや部活動・サークル、チャレンジプロジェクトに所属する先輩たちによるビラ配りなど勧誘活動も行われ、新入生たちは新生活のスタートに目を輝かせていました。新入生からは、「英語や韓国語など語学学習に力を入れて、就職につなげます」「趣味に関連するサークルへの参加を考えています。充実した学生生活にしていきたい」といった声が聞かれました。