「2023年度東海大学健康クラブ 市民健康スポーツ大学」の閉講式を行いました

伊勢原キャンパスで5月18日に、「2023年度東海大学健康クラブ 市民健康スポーツ大学」の閉講式を行いました。この講座は、東海大学、伊勢原市、株式会社ハイクラスの産官学連携として、市民の健康づくりや体力の向上を目指し毎年開講しています。期間中は、医学部看護学科と体育学部生涯スポーツ学科、健康学部健康マネジメント学科の教員らで構成する「東海大学健康クラブ」のメンバーと健康運動指導士を目指す生涯スポーツ学科の学生、ハイクラスのスタッフが講師を務め、心身の健康に関する講義や筋力トレーニング、体力づくりのためのエクササイズを実施しました。20年度と21年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止しましたが、22年度に期間を縮小して再開。今年度は19年度以前と同じ全18回を開講し、40代から80代の65名が入会しました。

当日は閉講式の前に、講座の初回と最終回に行った健康・体力測定の数値の推移について、本事業の企画運営に開始当初から携わってきた健康クラブ相談役の谷口幸一先生と松木秀明先生(共に元東海大学教授)が総括。閉講式では、副会長を務める沓澤智子特任教授(スポーツ医科学研究所)が開式の辞を述べ、会長の吉川隆博教授(医学部副学部長)が参加者に修了証を授与しました。吉川教授は参加者に労いの言葉を送るとともに、自身が昨年58歳でバイクの免許を取得したことに触れ、「何歳になっても新しいことへのチャレンジが健康の秘けつです。1年限りではなく、ぜひ来年以降も継続して参加してください」と呼びかけました。最後に伊勢原市保健福祉部スポーツ課課長の細野徹氏があいさつし、体育学部生涯スポーツ学科の野坂俊弥教授が閉会のことばを述べました。

活動を振り返り吉川教授は、「今年度は新たに医学部看護学科の開講授業『地域健康実習』を履修する1年次生97名が市民と一緒に講義と実習を受け、病気を防ぐための健康づくりについて学びを深めました。参加者の方々も、学生との交流を楽しんでくださっていたように感じます。また、本学体育学部の卒業生であるハイクラス代表取締役・位髙駿夫さんのご尽力により、講師の派遣だけでなく本学大学院体育学研究科の大学院生や湘南キャンパスの柔道部にも実習にご協力いただき、転倒時のけがをしない受け身の取り方が好評を博しました。こうした東海大ならではのプログラムを今後も展開していきたい」と語りました。

24年度は今年6月1日から開講。9月から11月には伊勢原市の「市民健康スポーツクラブ」と合同で、“若さを保つ健活”をテーマとした全5回の大学開放講座も予定しています。