外国人留学生のための就活スタートアップ講座を開催しました

東海大学では6月29日にオンラインで、「外国人留学生のための就活スタートアップ講座」を開催しました。本学では例年、日本での就職を目指している留学生を対象としたガイダンスを開いています。今回は、留学生の就職支援サイト「グローバルリーダー」を運営する(株)ベイングローバルとの共催で実施。同社の小川佳奈栄氏が講師を務め、各国からの留学生約60名に向けて、インターンシップや自己PRシートの書き方を解説しました。

当日はまず、学長室キャリア就職担当の成川忠之部長(経営学部教授)があいさつし、「コロナ禍で来日の時期が遅くなり、日本での生活経験が少ない方も多いと思います。そのような状況で日本企業への就職を果たすためには、日本語検定の取得はもちろん、日本での暮らしに慣れ、就活も早めに行うことが重要です。また、より多くの日本人と接する中でさまざまな事柄を吸収してください」と呼びかけました。また、キャリア就職担当の職員が、外国人在留支援センターや日本学生支援機構、本学の国際担当によるサポートの概要を説明。続いて小川氏が講演しました。

小川氏は日本独自の就職活動文化への理解の重要性や、日本企業が外国人を採用する目的、採用試験で見られるポイント、就活スケジュールなど一つひとつ丁寧に解説し、「海外諸国の就職活動とは異なり、日本では大学在籍中に就職先を決定します。正しい情報を得て取り組まなければなりません」と語りました。また、日本の多くの企業が実施するインターンシップの目的を説明し、「インターンシップに向けてどの企業が自分のこだわり、夢を実現するための条件をかなえてくれるか、事前にリストアップしておくといいでしょう。インターンシップに参加し直接確認できるとなお有益です」とアドバイスを送りました。

終了後も、就職活動について熱心に質問する留学生の姿が見られました。