「東京地区企業懇談会」を開催しました

東海大学では10月10日に、東京・明治記念館で2023年度東海大学「東京地区企業懇談会」を開催しました。企業の採用担当者と本学の教職員が情報を交換し、採用環境に関する相互理解と学生への就職支援の促進を目的とするもので、今回は計171社の企業から採用担当者らが参加しました。

当日は、松前義昭学長(学校法人東海大学理事長)と成川忠之学長室部長(キャリア就職担当、経営学部教授)が登壇。松前学長は、本学が設立以来取り組んでいる教養教育を中心とする専門教育について紹介。全学的な改組改編と複数の学部、研究所などをまとめるカレッジ制度の構築について語り、「コロナ禍を経て社会や日本の経済状況が大きく変わりつつある中、新たな東海大学のスタートとともに時代に求められる人材育成に力を入れ、学生に対するサービス強化の一環として新しい就職活動の模索も続けています。企業の皆さま方からさまざまなご意見をいただきながら、今後の学生に対する就職活動支援に生かしていきたい」と話しました。

続いて成川部長は、本学の概要とキャリア支援について講演。51カ国に及ぶ国々から留学生を迎えているほか、25カ国語が学べる語学教育、大規模な総合大学でありながら学生数に対する教員の比率が高くきめ細やかな教育を実践していることなど、数字から見る本学の特徴について紹介。全国の大学に先駆けて初めて湘南キャンパスに設置されたドローン操縦に関する国交省登録講習機関「ドローンアカデミー」など新たな取り組みについても説明しました。さらに、当日の参加企業を中心に200社から寄せられた本学学生および卒業生に対する印象についてのアンケート結果を紹介。「学生や卒業生のスキルやコミュニケーション能力、協調性、自主性、倫理観について高評価をいただく一方、専門性や国際性について期待と現実とのギャップを指摘する声もちょうだいしました。今後はいっそうカリキュラムや教材の充実を図るとともに、国際交流プログラムや企業インターンシップなどを増やしていきたいと考えています」と話しました。

また、梶井龍太郎学長代理が、「今日の懇談会を通して本学の学部学科をご理解いただき、学生と皆さま企業とのよい縁が結ばれることを祈念しています」とあいさつ。山下泰裕副学長(スポーツ担当)は、「本学はスポーツを通しての人間教育も重視しています。今後もご理解・ご協力をお願いします」と呼びかけました。

その後は、会場内に設けた各学部学科やカレッジのブースに企業の採用担当者らが来訪し、教職員と学部学科における教育内容や採用動向について懇談。情報を交換し、交流を深めました。