東京海上日動火災保険株式会社Presents本学生専用特別講演「本学OB元Jリーグ選手が語る就職活動支援セミナー」を開催しました

湘南キャンパスで12月16日に、東京海上日動火災保険株式会社Presents本学生専用特別講演「本学OB元Jリーグ選手が語る就職活動支援セミナー~面接官に好印象を与えるプロ(社会人)としての心構え~」を開催しました。本学体育学部卒業生で、Jリーグ・名古屋グランパスの執行役員を務める山口素弘氏が講師を務め、就職活動の本格的な始動を前にした学生たちに対人コミュニケーションや採用担当者との面接に備えてもらおうと東京海上日動火災保険が企画し、本学学長室(キャリア就職担当)が共催したものです。当日は湘南キャンパス19号館カフェテリアを会場に、オンラインも併用したハイフレックスで実施し、約129名が聴講しました。

山口氏は、本学在学中はサッカー部に所属し、全日本大学サッカー選手権大会で優勝。卒業後は全日空(後の横浜フリューゲルス)に加入し、その後も名古屋グランパス、アルビレックス新潟、横浜FCと所属したすべてのチームでキャプテンを務め、日本代表でも中心選手として活躍しました。引退後は解説者を経て、12年から3シーズンは横浜FC監督、16年にはU-17日本代表監督も務め、18年から名古屋グランパスのアカデミーダイレクターに就任。21年からは執行役員ゼネラルマネージャーとしてチームの強化に尽力しています。

講演に先立ち、学長室(キャリア就職担当)の市川基課長が趣旨を説明。山口氏を紹介すると共に、「日本サッカー界の中心的役割を担いグローバルに活躍されてきた山口さんのお話から自信や勇気をもらい、キャリアデザインについて考えるきっかけにしてください」と呼びかけました。続いて登壇した山口氏は、長く現役を続けられるサッカー選手に必要な資質としてライフスキル、フットボールスキル、メンタルスキル、フィジカルスキルの4つを挙げ、「状況や環境に適した判断ができ、その時求められる行動が自主的・主体的にできる選手がプロの世界では活躍できます。何でもそつなくできるではなく、自分にしかない武器や特徴を自主的・主体的に表現することが重要であり、社会人として活躍するためにも同じことが求められるのでは」と語りました。また、「社会に出たら不安なことも多くあると思いますが、まず横にいる同期の人との比較よりも縦型比較が大切です。この先自分がどのような選手になりたいのか大きな目標を立て、その自分と比較して時々にどのような姿になるか逆算していく。隣が上に行ってしまっても、行き方はひとそれぞれ。自分がどのような行き方でたどり着くかを考えましょう」と呼びかけました。質疑応答でも会場やオンラインから多数の質問が寄せられ、「自分はストレスが苦手で逃げてしまうことがあります、対処法はありますか?」「Jリーグで長く活躍されましたが、いちばん苦労した経験とそこからどのように這い上がったのか教えてください」といった質問に、山口氏は自らの経験を交えながら丁寧に回答しました。

また、最後に東京海上日動火災保険の担当者による会社概要および就職活動イベントの情報提供も行われ、熱心に耳を傾ける参加者の姿が見られました。