ToCoチャレ「サイエンスコミュニケーター」が、8月中に各地で子ども向けのイベントを実施しました。同プロジェクトは、子どもたちに科学の楽しさを伝え、科学に興味を持ってもらうことを目的に活動しています。8月2日に伊勢原市立子ども科学館で「人工イクラおよび超撥水の実験ショー」、8日に東京都・TEPIA先端技術館で「TEPIA先端技術館 特別講座 〜ドキドキ実験〜 超撥水とオーシャンボトル」を開催。8月2日には39名、8日には34名が来場しました。

2日には「人工イクラ」と「超撥水」の実験を子どもたちと実践。食品添加物が入った2種類の水溶液を混ぜ合わせて人工イクラができる過程を紹介し、子どもたちも人工イクラづくりを体験しました。その後、撥水剤を塗装したガラス板や茶こしに水を垂らして撥水の仕組みを解説。物体の表面と水滴との接触角が150度以上で、表面撥水性が非常に高い状態の「超撥水」についても説明しました。8日も超撥水の実験を披露したほか、水と油を用いた「オーシャンボトル」の工作実験も行いました。子どもたちはプラスチック製試験管に好きな色に水と油を入れ、撥水とは違う原理でそれぞれが分離する様子を観察しました。
学生たちは、「多くの子どもたちが楽しそうに実験に参加してくれてうれしかった」「超撥水は今年度から実験のレパートリーに取り入れて今回初めて披露しましたが、実験の様子や仕組みを子どもたちに伝わるよう解説ができたのは大きな成果。今後も子どもたちに理科に興味関心を持ってもらえるよう活動していきたい」と振り返りました。




