東海大学ソーラーカーチームが「2025 BWSC Partners Reception」に出席しました

ToCoチャレ「東海大学ソーラーカーチーム」が、11月20日に東京都・在日オーストラリア大使館で開かれた「2025 Bridgestone World Solar Challenge (BWSC) Partners Reception」に出席しました。同大使館と大会冠スポンサーの株式会社ブリヂストンによるこの催しは、8月にオーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「2025 BWSC」の成功を祝うとともに、BWSCやモータースポーツを起点とした持続可能な社会の実現に向けた活動を広く発信することを目的としたものです。ソーラーカーチームは今年8月の大会で、世界5位、アジア太平洋地域1位の順位でゴールしました。

当日は、BWSCに出場した大会13位の工学院大学、14位の大阪工業大学、17位の和歌山大学のメンバーと本学チーム、企業関係者らが出席。本学からはチームの監督を務める木村英樹学長をはじめ、佐川耕平総監督(工学部准教授)、福田紘大監督(工学部教授)、学生メンバーの小曽根壮吾さん(工学部2年次生)、鬼頭優菜さん(経営学部3年次生)、二ノ宮孝仁さん(情報理工学部4年次生)、松崎智紀さん(工学部4年次生)、安齊空さん(大学院工学研究科2年次生)、小田侑斗さん(同)らが参加しました。

初めに、駐日オーストラリア大使のジャスティン・ヘイハースト閣下とブリヂストン代表執行役グローバルCEOの石橋秀一氏があいさつ。その後、各出場チームのメンバーが登壇し、レースで得た経験や学びをスピーチしました。本学からは鬼頭さんが、「限られた太陽エネルギーを活用するレースを通して、サステナビリティとは“限られた資源で世界をよりよくする努力”を指すと実感しました。チームとして目標に掲げた大会優勝はなりませんでしたが、同じ志を持つ世界中のチームと競り合い、太陽の力だけでオーストラリアの3000kmの大地を走り抜けたことは、BWSCでしか得られないかけがえのない経験です」と英語でスピーチしました。また、チームはメディアからの囲み取材にも対応したほか、ブリヂストンの石橋氏、同社副社長の森田泰博氏らから激励を受けました。

小田さんは、「ブリヂストンの皆さんと話す機会をいただいたうえ、現地で出会った他大学の学生とも再会でき、レースでの苦労を共有できてよかった」と話していました。木村監督は、「チームにとって今年度の大会を締めくくり、新たな課題を共有して次大会に向けて出発するイベントになりました。本学はチャレンジする学生を応援する大学です。今後も監督としても学長としても学生たちの活動を支援していきたい」と語っています。