東海大学学生ロケットプロジェクトが平塚市博物館の夏期特別展に協力しました

ToCoチャレ「東海大学学生ロケットプロジェクト」(TSRP)が、7月19日から9月7日まで神奈川県・平塚市博物館で開催された夏期特別展「湘南ロケッティア」に協力しました。同館の担当者からTSRPに依頼があったもので、湘南地区でハイブリッドロケット開発に励むTSRPと神奈川大学による研究資料を展示し、ロケットの魅力を伝える特別展です。8月31日には、TSRPの学生5名が展示解説と講演を行いました。

展示会場には、TSRPのロケット開発の歴史を記した資料をはじめ、2001年にアメリカ・アラスカ大学と共同開発した「H-1号機」や、今年3月に北海道大樹町で打ち上げに成功した「H-60号機」など、過去に飛行した機体7機と模型2機、部品を出展。「燃焼班」、「構造機構班」、「計測制御班」など各班の代表者が展示の前に立ち、来場者に展示品を解説しました。また、同館プラネタリウムで「H-62号機とみるロケットの仕組み」と題した講演会を実施。TSRP最新機体となる「H-62号機」の機体構造や搭載計器、ロケットエンジンなど紹介し、過去の打ち上げ実験の映像も上映しました。来場者は、「工業系の高校で自動車を専門に学んでいますが、エンジンが自動車とは違った構造をしていて面白かった」「学生さんの説明がわかりやすく、ロケットに興味を持ちました」と話していました。

プロジェクトリーダーの早田琉人さん(工学部3年次生)は、「部品の機能や見た目をわかりやすく説明するために、生活と身近な物に例えて解説するように意識しました。来場者の方からたくさんの質問を受けて、説明に興味を持ってもらえたと感じて非常にうれしかったです」とコメント。広報を担当する齋藤璃乃さん(理学部2年次生)は、「TSRPのSNSを見て来場してくれた方もいました。より多くの方にロケット開発の魅力を知ってもらえるよう、さらに力を入れていきたい」と笑顔を見せていました。