Beijo Me Ligaが「マルチカルチャーキャンプ」を開催しました

湘南キャンパスで活動するToCoチャレ「Beijo Me Liga」が8月29日から31日まで、本キャンパスで「マルチカルチャーキャンプ」を開催しました。このイベントは、ブラジル人学校に通う子どもたちを対象にしたもので、学生との交流を通じて日本での暮らしの不安を少しでも解消し、日本社会に溶け込むきっかけにしてもらおうと毎年開いています。17回目の開催となった今回は、岐阜・茨城・埼玉・群馬の各県にあるブラジル人学校の子どもたちと教職員約30名と学生約60名が、2泊3日で交流しました。

初日は「巨大絵」の制作に挑戦。今回のテーマ「ラブアンドピース」に合わせて、事前に学生たちがパズルピースの形に切り抜いた段ボールを用意し、参加者全員で絵の具を使って色を塗り手形を押すなど、ピースごとに決められた枠内に色を付けました。2日目は、2人1組でキャンパス内各地に配置されたミッションやクイズに挑戦する新企画のレクリエーション「忍者vsカポエイラ」をはじめ、ビーズアクセサリーや割り箸鉄砲を作る「ものつくり」、即興劇などを楽しむブラジル式の夜会「サラウ」などで親睦を深めました。最終日は、初日に色を付けた「巨大絵」の32ピースを組み立て、縦3.5m、横7.8mの大きなハートの絵を完成。また、南米チリ発祥のダンス「ビオダンサ」の講師を招き、音楽に合わせて全員で手をつないで輪をつくるなど、さまざまなダンスを楽しみ、最後はハグをして別れを惜しむ学生や子どもたちの姿が見られました。参加した子どもは、「イベントを通して仲間と再会でき、また新たな友人もできてとても充実した3日間でした」と話し、教員からは、「“ブラジルのことが知りたい”“日本の文化を伝えたい”という学生たちのエネルギーが伝わってきました。年齢の離れた学生と交流することは、子どもたちにとっていい機会になっています」と語っていました。

プロジェクトリーダーを務める髙橋曖斗さん(教養学部2年次生)は、「子どもの中には日本語を話せない子もいたので、相手の話すテンポに合わせてジェスチャーを交えて笑顔で話すよう意識していました。期間中は子どもたちのたくさんの笑顔が見られ、楽しんでいる様子が伝わってきて本当によかったです」と振り返りました。さらに、「今後はキャンパスの外でも開催できないかと検討しています。子どもたちにさまざまな体験ができる機会を提供できるよう準備していきたい」と語っていました。