ToCoチャレ「東海大学ソーラーカーチーム」が、5月4、5日に秋田県・大潟村ソーラースポーツラインで開催された電気自動車の省エネルギーレース「ワールド・エコノ・ムーブ(WEM)2026」にマシン「ファラデーマジック2」で出場。3時間で71.56370kmを走行し、鉛電池部門オープンクラス(総合)で第2位、カレッジクラスで優勝しました。WEMは、限られたバッテリーエネルギーでの走行距離を競う競技で、鉛電池部門オープンクラスをはじめ、同ジュニアクラス、遠隔操作部門などに全国の大学や高校、企業チームが参加しています。




今大会は、学生メンバー12名と佐川耕平総監督(工学部准教授)が現地入り。5日にはチームの監督を務める木村英樹学長も駆けつけました。期間中は曇り空が広がり、強い風が吹く状況となったため4日に予定されていた予選に当たる公式練習は中止となりましたが、車検を順調にクリアしフリー走行に臨みました。5日の本戦では、スタートで少し出遅れ中団から前を追う展開になるも、プロジェクトリーダー兼ドライバーの木下拓真さん(工学部3年次生)がエネルギーマネジメントを担当する学生と通信しながら速度を調整し、冷静なドライビングで周回を重ねました。





木下さんは、「今大会で使用したファラデーマジック2は2004年製で、先輩方から受け継いで改良を重ねてきたマシンですが、まだ表彰台を狙えるポテンシャルがある完成度の高い車だと再認識することもできました。現地に来られなかったメンバーもいるので、湘南キャンパスに戻ったら今回得た車体整備のノウハウやレース運営のポイントを共有し、新型ソーラーカーの製作や大会出場につなげていきます」と語りました。また、秋田県出身の佐藤尚貴さん(工学部2年次生)は、「ソーラーカーチームに加入したのは秋田遠征があると知ったことがきっかけの一つです。今回初めて現地に来ることができて感慨深く感じています。レースではどんな場面でもトラブルがつきものですが、実際に現地でさまざまな問題に直面して“もしこうなったら”と備えておくことが大切だと学びました」と充実した表情を見せていました。佐川総監督は、「今大会は現地入り前からの準備やエネルギーマネジメントの部分に課題が多くありましたが、学生たちはさまざまな問題に対応する中で大きな経験を積んでくれたと感じています。8月には同じ大潟村でソーラーカー大会であるワールド・グリーン・チャレンジが控えているので、今回の成果を糧にさらなるチーム力向上を図っていきます」と語りました。



また、会場には、本学秋田県後援会をはじめ同白鷗会、同窓会秋田支部の会長らが駆けつけ、学生たちにエールを送りました。木村学長は「本大会などで秋田県にうかがうといつも校友の皆さんに応援していただき、大変心強く感じています。このように校友会の皆さんと共に活動できるような取り組みを大学としても考えていきたい」と話しました。