【コロナ禍のプロジェクト活動】③Tokai Dream Space Team~おうちでものつくり! ロケット製作動画を公開

マイクロコンピュータを搭載したペットボトルロケットを用いて、ものつくりのイベントを企画・運営している「Tokai Dream Space Team」。2015年度からは毎年湘南校舎で、IT企業と協力して模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの打ち上げ競技大会「Intelligent Water Rocket Competiton(IWRC)」を開催してきた。

昨年度は10チームが参加し、機体開発、打ち上げの安全性などを競い合ったが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により中止を余儀なくされた。それでも、「この状況でもできることを」と話し合いを重ね、マイコン搭載のペットボトルロケットの製作工程をまとめた動画を作成。

11月中旬からYouTubeで順次公開予定(動画制作の舞台裏をtwitterで投稿する@TDST18)=QRコード参照

動画は小学生でも自宅で作れる材料と工程を意識して作成。今後は、IWRCの代替えとして、動画を参考にロケットを製作した人たちに発射の様子を撮影してもらい、年明けにWEB上で表彰式を行う計画だ。

今回の動画は、プロジェクトを存続させていく希望でもある。プロジェクトリーダーの森岡雅晴さん(工学部3年)は、「ものつくりの技術は代々受け継いできたもの。直接集まって製作できない分、未来のメンバーのために作業工程などを記録に残しておくという狙いもある」と意図を語る。広報を担当する田中亮さん(同)も、「今年度の新入生はまだ1人。マイコンを搭載したペットボトルロケットの製作に取り組んでいる団体は他にないので、仲間を増やすきっかけにしたい」と意気込んでいる。