スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「東海大学人力飛行機チームTUMPA」が8月28日に茅ヶ崎市・鶴嶺東コミュニティセンターで「紙ひこうき作り教室」を実施しました。本プロジェクトでは、鳥人間コンテスト人力プロペラ機部門での優勝を目指して、人力飛行機の機体製作などに取り組んでいます。今回のイベントは、茅ヶ崎市在住の子どもたちを対象に、紙飛行機作りを通してものつくりの楽しさを知ってもらおうと企画したものです。
近隣の幼稚園生や小学生、保護者ら約50名が参加した当日は、初めにプロジェクトメンバーがTUMPAの活動内容や機体を作る7つの班、飛行機が飛ぶ仕組みについて紹介。続いて、A4サイズの色紙を配布し、メンバーがサポートしてレベル1から3までのステップで紙飛行機づくりを行いました。その後は、星形やハート型に切り抜いたパネルを設置して、その穴に紙飛行機を通す「ストラックアウト」にも挑戦。参加した子どもたちからは「お兄さんお姉さんが優しく教えてくれたから、いろいろな紙飛行機が折れた」といった声が聞かれ、保護者からは「普段あまり工作をしないのでうまくできるか心配していたのですが、楽しそうに取り組んでいて安心しました。また、このような機会があれば参加したい」という感想が聞かれました。
鶴嶺東コミュニティセンターの尾坂清センター長は、「新型コロナウイルスの感染拡大以降、センターのイベントに学生さんがチームとしてかかわるのは初めてのことです。しっかりとコミュニケーションをとりながらサポートしてくれたおかげで、子どもたちが楽しそうに集中して取り組んでいる姿を見ることができました。ぜひ来年も行えれば」と期待を語っていました。
副リーダーの岡村直輝さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻2年次生)は、「コロナ禍の影響でオンラインのイベントは実施してきたものの、対面開催は今回が初めてとなります。子どもたちが分からない部分を伝えてくれたので、コミュニケーションが密にとれて、これまで以上にやりがいを感じました。このイベントを通して、ものつくり楽しさや難しさを感じてもらえてればうれしい」と振り返りました。