ライフセービングクラブCRESTがプールインカレで女子総合を連覇しました

湘南校舎で活動するライフセービングクラブCRESTが1月28、29日に、静岡県・富士水泳場で開催された「第14回全日本学生ライフセービング・プール競技選手権大会兼ジャパンオープン2022(通称:プールインカレ、主催:公益財団法人日本ライフセービング協会)」に出場。女子が昨年度に続いて総合優勝し、連覇を果たしました。男子は団体種目のマネキンリレーで2位などの結果を残しましたが、総合8位となりました。また、9月の全日本学生選手権大会(通称:海インカレ)、12月の全日本学生SERC選手権大会、1月のプールインカレの3大会の総合成績で年間王者を争う「全日本学生シリーズ」では、男女ともに準優勝となりました。

プールインカレは、レスキューに必要な救助技術と体力を競う個人競技8種目と団体競技2種目が実施される大会で、女子は待井ひなた選手(健康学部1年次生)がレスキューメドレーとマネキンキャリーで2位、小久保琴音選手(体育学部2年次生)が障害物スイムで2位に入るなど各選手が個人競技で上位の成績を残しました。主将の高橋麗那選手(体育学部4年次生)が率いる団体種目では、メドレーリレーで優勝、障害物リレーで2位に入るなどの活躍を見せ、総合優勝の有力候補とされていた日本体育大学をトータルポイント1点差で抑えました。高橋選手は、「女子部員は私以外1、2年次生で、ライフセービングの競技経験はもちろん競泳の経験もないメンバーもおり、『自分が教えられることはすべて教えよう』と一人ひとりとコミュニケーションを取り、個々に合わせたアドバイスをしてきました。今大会は、日体大と競る試合展開となり少し焦りも感じましたが、後輩たちが個人種目でしっかりと好成績を挙げ、リレーもそれに続くよう気を引き締めて臨んだことで1位を取ることができました」と振り返り、「世界選手権大会日本代表の正木友海選手(体育学部1年次生)をはじめ、実力を十分に発揮すれば個人優勝を狙えるメンバーがたくさんいます。それぞれの特性に合った競技種目を見つめ直し、互いに刺激し合いながらチーム力の底上げを図ることができれば、次年度、各大会で総合優勝し、年間王者を奪取できると思います」と話しました。

大越正大部長(体育学部教授)は、「今大会で上位にランクインした大学は泳力の高い選手が多く在籍し、男女ともにかなり苦戦しました。そのような状況でも、篠原秀和男子監督(体育学部1989年度卒)や小林俊樹女子監督(工学部1997年度卒)、西山俊ヘッドコーチ(政治経済学部2010年度卒)による連携と熱心なサポートにより、女子はメドレーリレーの1位をはじめ個人でも複数の種目で上位入賞を果たしました。今年度の目標は、男女ともに年間シリーズ連覇だったので、それにつなげられる結果を出すことができませんでしたが、現在の部の課題を明確にすることができたと思います。ライフセーバーとしての成長が競技成績に現れるので、技術や体力だけでなく精神的にも強くなることを期待しています」と語っています。

【日本学生ライフセービング・プール競技選手権大会兼ジャパンオープン 大会結果】

○障害物スイム
2位 小久保琴音選手

○マネキンキャリー
2位 待井ひなた選手

○マネキンキャリー・ウィズフィン
4位 待井ひなた選手、5位 正木友海選手、6位 高橋麗那選手

○レスキューメドレー
2位 待井ひなた選手、7位 小久保琴音選手

○スーパーライフセーバー
5位 高橋麗那選手

○マネキントウ・ウィズフィン
4位 高橋麗那選手、8位 井田希々佳選手(児童教育学部1年次生)

〈女子チーム〉

○メドレーリレー 1位
高橋麗那選手、待井ひなた選手、正木友海選手、小久保琴音選手

○障害物リレー 2位
2高橋麗那選手、小久保琴音選手、待井ひなた選手、上村向日葵選手(工学部1年次生)

○マネキンリレー 3位
高橋麗那選手、正木友海選手、待井ひなた選手、小久保琴音選手

〈男子個人〉

○マネキントウ・ウィズフィン
8位 白畑秀磨選手(健康学部2年次生)

〈男子チーム〉

○ラインスロー 7位
白畑秀磨選手、島田圭佑選手(教養学部2年次生)

○障害物リレー 7位
白畑秀磨選手、人見啓斗選手(文学部2年次生)、本間春翔選手(体育学部2年次生)、澤田常選手(文化社会学部1年次生)

○マネキンリレー 2位
島田圭佑選手(教養学部2年次生)、白畑秀磨選手、中丸智貴選手(体育学部2年次生)、人見啓斗選手

○メドレーリレー 8位
白畑秀磨選手、本間春翔選手、中丸智貴選手、人見啓斗選手

【ライフセービングクラブCREST 22年度大会結果】

○全日本学生選手権大会
(2022年9月24、25日 千葉県・御宿中央海岸)
男子:総合優勝 女子:総合準優勝

○全日本学生SERC選手権大会
(12月24日 静岡県・西ヶ谷屋内プール)
男子:総合3位 女子:総合4位

○日本学生プール競技選手権大会兼ジャパンオープン
(23年1月28、29日 静岡県・富士水泳場)
男子:総合8位 女子:総合優勝