総合農学研究所 所長の今川教授が「くまもと農業経営塾」で塾長講話を行いました

「令和7年度 くまもと農業経営塾(以下、経営塾)」の開講式が、8月28日にホテル熊本テルサで行われ、総合農学研究所 所長の今川和彦教授が塾長講話を行いました。

熊本県が主催する経営塾は、明確な将来構想を掲げ、その実現に向けて経営および自己改革を随時実践できるトップレベルの農業経営者の育成を図ることを目的に実施されています。今川教授は経営塾の塾長を務め、熊本県とともに農業のトップリーダーを志す農業経営者を育成に携わっています。

開講式では、今年度参加する17名の塾生の氏名が読み上げられ、塾生代表が決意表明を述べました。続いて、塾長の今川教授、および主催する熊本県の農林水産部 部長が登壇し挨拶を述べました。
その後の塾長講話で今川教授は、カウボーイをしていた海外での生活や、研究者としての苦労など自身の経験を交えながら、「苦しい状況に追い込まれたからこそ、今の自分がある。負けても終わりじゃない。辞めたら終わりになる」と話しました。
また、「農業の担い手が減っていますが、それは逆に規模を広げるチャンスでもあるため、この学びの機会を使い倒してください。7カ月の成長に期待しています」とメッセージを送りました。
午後からは早速、第1回目の講義がスタートし、株式会社農テラスの代表取締役が登壇したほか、過去に経営塾を修了した3期生と11期生の修了生が事例を紹介しました。

経営塾は、2026年2月13日までに全9回の実践講義や経営形態別学習が計画されており、2026年3月6日に修了式が執り行われる予定です。