ティーチングクオリフィケーションセンターでは7月5日(水)5限目に「教職養成講座」を開催しました。同講座は教職を目指している学生の見聞を広めることを目的として、2010年度より実施しています。今回のテーマは「スクールロイヤーの仕事とは?:対応事例とチーム学校」。講師には弁護士で平塚市スクールロイヤーでもある村松謙先生をお招きしました。
スクールロイヤーは、いじめや不登校、保護者とのトラブルなど学校で起きる様々な問題を法律家として解決するために、全国の学校へ配置されるようになりました。
村松先生は法律家という立場から「生徒指導をするときに、学校の先生は性善説に立っているが、弁護士は性悪説に立っている。いじめは犯罪であることを、もっと強調するべき」というご意見を持たれています。
講座では平塚市内の学校で起こったいじめ問題を中心に、その他にも食物アレルギーへの対応、保護者からのクレーム対処など各種の校内トラブルについて具体的にお話をいただきました。
参加学生からは「法律から冷静に判断するという視点の重要性を知った」、「教師になったら、いじめが犯罪であることをしっかりと子どもたちに伝えて、いじめのないクラスを作っていきたい」などの感想が聞かれました。