桃園文庫の古典籍デジタル画像の公開

新日本古典籍総合データベースに、桃園文庫(とうえんぶんこ)の古典籍のうち2021年度に撮影したデジタル画像493点が公開されました。国文学研究資料館「新日本古典籍総合データベース」から閲覧できますので、ぜひ、ご活用ください。

新日本古典籍総合データベース

この公開は、昨年6月に本学付属図書館と国文学研究資料館(以下、「国文研」)が、
日本語の歴史的古典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画におけるデータベース構築に関する覚書締結による。国文研は、東海大学が所蔵する「桃園文庫」のうち古典籍を対象として約2000点のデジタル化を3年計画で進め、2022年度には古典籍1071点のデジタル画像を追加で公開する予定です。

「桃園文庫」は、国文学者・池田亀鑑(明治29(1896)年~昭和31(1956)年)博士が、
『源氏物語大成』を編纂する過程で購入した『源氏物語』の写本をはじめ、『伊勢物語』、『土佐日記』などの王朝文学に関する様々な資料を含んだコレクションの総称です(洋装本等を含めた計約8500点)。これらは、昭和48(1973)年に東海大学の建学三十周年事業の一環として同大学が一括して購入することが決まり、付属図書館において「桃園文庫」としてまとめて保管されることになりました。

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