経営学部の上田さんが「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト」で神奈川県知事賞を受賞しました

経営学部経営学科1年次生の上田健司さんが、昨年12月21日に神奈川県・横浜情報文化センターで開かれた「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト最終審査会」(主催=神奈川県)で、同コンテストの最高賞にあたる神奈川県知事賞を受賞しました。同コンテストは、県が多くのベンチャー企業創出に向けて起業の魅力を伝え、将来の選択肢の一つとして起業を捉えてもらおうと、県内在住または在学の30歳未満の学生を対象に開催しています。当日は、89チームの応募の中から書類選考を通過した9チームがファイナリストプレゼンテーションに臨み、県内に活動拠点を置くさまざまな企業の代表者らが審査員を務めました。

上田さんは「ロッカーを活用し、預け入れられた荷物を別地点へ移動させ、荷物のラストワンマイルを手助けするサービス」と題したアイデアを発表しました。スマートロッカーを活用し、配達員がロッカーに預け入れられた荷物の配達情報から次のロッカーへと届けるもので、ロッカーの選択や決済までをスマートフォンで完結できるシンプルなシステムを考案しました。上田さんは、「旅行の際に感じた荷物の持ち歩きや預け入れたロッカーの場所によって行動が制約される不便さから、このサービスを思い付きました」と紹介しました。

アイデアをまとめるにあたり、昨年11月に東京都の押上、浅草、上野、浅草、秋葉原の4エリアで訪日観光客ファミリー層23組にアンケートを取り、「83%の方が荷物の管理が面倒だと回答しました」と結果を紹介。「このサービスを活用することで観光客の行動が自由になり、旅の選択肢や柔軟性が広がります。結果的に訪問地が分散することでオーバーツーリズムも解消されるほか、多くの地域で雇用や投資が増え、移住者の増加など街の活性化にもつながると考えます」と力説しました。上田さんは神奈川県の黒岩祐治知事に対面でプレゼンテーションする機会が授与されます。「思いがけない受賞で、アイデア実用化への期待と同時に大きな責任も感じます。将来は社会貢献に関わりたいと考えており、このアイデアが社会に役立つよう、多くの人の力を借りて磨き上げていきたい」と抱負を話しました。

また、ファイナリストプレゼンテーションの次点にあたるアイデアを紹介するショートピッチでは国際学部3年次生の桑原悠さんも参加。自身の経験に基づいて、「アトピー性皮膚炎患者と製薬会社を繋ぐオンラインコミュニティ」をテーマにアイデアを発表しました。桑原さんは「発表の準備はそのまま就職活動に役立ちました。今日も他の人の発表を見て刺激を受けました。社会で経験を積んで将来は起業したい」と話しました。

2人を指導した高木啓介特任講師(総合科学技術研究所・URA/GTIE担当)は、「AIの活用が前提となる社会になっていく中で、新たなことにチャレンジする行動力や粘り強さ、課題を見つけるための好奇心、今までにない視点で課題解決に取り組むクリエイティビティ(創造性)などがますます重要になります。アントレプレナーシップ(起業家精神)を持った学生の皆さんのさまざまな挑戦を応援します」と話しました。