湘南キャンパス8号館2階ToCoLABで6月29日と7月8日に、セミナー「アイデアをカタチにする 起業・スタートアップのお金入門」を開催しました。起業やスタートアップに興味がある学生に、起業に必要な資金計画や事業計画の立て方を学んでもらおうと、本学学長室アントレプレナーシップイニシアチブ(GTIE担当)が本学学長室(研究推進・産学連携)と株式会社日本政策金融公庫とともに企画したものです。日本政策金融公庫 国民生活事業本部 南関東創業支援センターで上席所長代理を務める北川雄宇氏を講師に招き、幅広い学部学科の学生から参加申し込みがあり、2日間で延べ41名の学生が聴講しました。

7月8日の回では初めに、本学学術戦略研究所の高木啓介特任講師(URA/GTIE担当)が、本学が2024年度から参画している「世界を変える大学発スタートアップを創出するプラットフォーム『GTIE(Greater Tokyo Innovation Ecosystem)』」の活動を紹介し、学長室の平田光子次長(経営学部教授)があいさつしました。「ビジネスアイデアの考え方 資金計画と収支計画」と題した北川氏による講演では、日常生活の課題や困りごとがビジネスアイデアにつながることを説明し、多様な発想を生み出す手法を解説。学生たちは、既存の商品に新たな価値を加える発想法「オズボーンのチェックリスト」を活用して、「ボールペンを進化させる」をテーマにしたワークショップに挑戦しました。その後、北川氏が同じテーマで生成AIを活用した発案方法を実演し、「短時間で多くの案を出すことができる一方で、情報の正確性やアイデアの実現性を判断することは苦手なので、補助的なツールとして活用することが大切です」と話しました。さらに、顧客が得られる価値を明確にする「FAB分析」や、売上予測の立て方について具体例を交えて解説。北川氏は、「いいアイデアを生み出しても、本当に使ってくれる人がいなければビジネスは成り立ちません。また、利益が出ていても手元に現金がなければ事業は継続できないので、ビジネスを進めるうえの考え方として覚えておいてください」と呼びかけました。セミナーの終了後には、起業やスタートアップを志す多くの学生たちが、北川氏に熱心に質問していました。
参加した学生たちは、「入学前から起業に興味がありましたが、何から始めたらいいのか分かっていませんでした。講義やワークショップを通して、起業を少し身近に感じました」「参加者の中にはすでに起業している人もいて、とても刺激になりました」と話していました。高木特任講師は、「“世の中を変えたい”と思いを持つ学生も多く、文理問わず起業やスタートアップへの関心の高まりを感じています。今後も学生の活動を後押しできるよう、さまざまなイベントを開催していきます」と語っていました。






