情報技術センターの内田理所長(情報理工学部情報メディア学科教授)がこのほど、一般社団法人画像電子学会から「フェロー」の称号を授与されました。同学会は1972年に創設され、半世紀以上にわたり画像・映像をはじめとする画像電子技術とその関連分野の研究・技術の発展に取り組んできた歴史ある学術団体です。同学会フェローは、学術上の業績をはじめ、学会活動の活性化や教育・社会活動、標準化活動などにおいて、特に顕著な貢献のあった会員に授与される称号です。内田所長は、「社会システム・社会情報学における先進的研究並びに学会活動への貢献」が評価されました。

内田所長の専門は災害情報学で、主に災害時にソーシャルメディア上で発信される情報の分析・活用に関する研究などに取り組んでいます。近年では、AIや自然言語処理技術を活用し、災害時に発信される膨大な情報から、防災・減災に有用な情報を迅速に抽出・整理・可視化するための研究を進めています。こうした研究活動に加え、同学会では編集副委員長や代議員などを歴任し、2012年には学会誌電子化チームの一員として学会誌のオンライン発行の実現に尽力した功績で「学会活動貢献賞」を受賞。22年度からは副会長兼編集委員長を務め、学会誌・論文誌の編集を通じた研究成果の発信や、関連研究分野の活性化に取り組んでいます。また、同学会が主催する学術会議の企画・運営でも中心的な役割を担っており、22年度第50回画像電子学会年次大会、国際会議IEVC2021(The 7th IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing)、IEVC2026(The 9th IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing)では、それぞれ大会実行委員長を務め、国内外の研究者による研究成果の発信と研究交流の促進に重要な役割を果たすなど、同学会に対し長年にわたり幅広く貢献してきました。
今回の称号授与について、「社会情報学に関するこれまでの研究活動に加え、長年携わってきた画像電子学会での活動を評価していただき、大変光栄に思います。これまで研究や学会活動をともに進めてきた先生方、関係者の皆さまに加え、日々研究に取り組んでくれた研究室の学生たちにも深く感謝しています」と内田所長。「今後も自身の研究をさらに発展させるとともに、学会誌・論文誌の充実や国内外の研究交流の活性化を通じて、画像電子学会と関連研究分野の発展に貢献していきたいと思います」と話しています。