2022年度「クラウドファンディング型社会発信研究補助計画」の1次採択に4件の研究が選出され、クラウドファンディングに挑戦します

東海大学総合研究機構の2022年度「クラウドファンディング型社会発信研究補助計画」の1次採択に4件の研究が選出され、2月16日から学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」で寄付金の公募がスタートします。この取り組みは、「academist」を運営するアカデミスト株式会社と本機構のパートナーシップ契約に基づき学内公募したテーマの研究費の支援を、寄付金額が目標に達した場合のみ成立する「All or Nothing型」で募り、研究遂行に必要な経費の半分を獲得した際に残りの研究費を本機構が補助する制度です。昨年6月には2021年度の採択課題2件で寄付金を公募し、どちらも目標金額を達成しています。今回は以下の4件が採択され、3月末まで寄付金を公募します。

◇体育学部体育学科 内田匡輔教授
誰もが日常的に楽しめる「アダプテッド・スポーツ」を広げたい!
https://academist-cf.com/projects/243?lang=ja

◇工学部材料科学科 高尻雅之教授
カーボンナノチューブを活用し、IoTセンサの独立電源を開発したい!
https://academist-cf.com/projects/245?lang=ja

◇医学部医学科外科学系 小路直准教授
AIを活用し身体にやさしい革新的な前立腺がん治療を確立したい!

https://academist-cf.com/projects/244?lang=ja

◇医学部医学科総合診療学系 山田佳之教授
「聴診」の客観的な指標を確立し、医療サービスの向上につなげたい!
https://academist-cf.com/projects/246?lang=ja

また、昨年12月27日には国立研究開発法人科学技術振興機構の社会技術研究開発センターによる同センター研究領域・プログラム関係者等を主な対象としたセミナーがオンラインで開催され、2021年度に採択された文化社会学部アジア学科の山花京子准教授と、メディカルサイエンスカレッジオフィスの桑田晴香さんが講演しました。桑田さんが機関におけるクラウドファンディングの活用事例として本施策の概要を説明し、山花教授が採択課題「古代エジプト人の祈りを、神像の科学的調査から読み解く!」の事例を報告。山花准教授は本施策への応募動機や公募期間中に取り組んだ広報活動、反省点などを振り返り、クラウドファンディングを検討している研究者へのアドバイスも送りました。以下のページより、事例報告の動画をご覧いただけます。
https://www.jst.go.jp/ristex/pp/information/000102.html