ヨーロッパ学術センター(TUEC)では8月から9月にかけて、サマーセッション科目等を開講する2学部2学科の学生と引率教員を受け入れました。8月25日から9月4日までデンマークを訪問した健康学部健康マネジメント学科は、市民菜園や食を専門とするコペンハーゲン大学コミュニティーホスピタルユニバーシティカレッジ、コミュニティキッチン、高齢者施設やフォルケホイスコーレなどのほか、8月31日からはオーフス大学やVIA大学などを訪問。学生だけでなく授業を担当する市川享子准教授、安田純講師も現地の人々と多様な交流を図りました。また、医学部看護学科の学生は森屋宏美准教授とともに8月29日から9月5日にかけてデンマークを訪問。看護協会やディアコネス大学、リハビリテーションセンター、グルントヴィーホルケホイスコーレを訪れ、現地の学生とも交流しました。両学部が滞在した8月30日には、TUECを会場に本学同窓会や関係者らも含めたガーデンパーティーも実施し、すがすがしいデンマークの気候の中、学生が日本食を作ったり、一緒に歌を歌ったりと大変盛り上がりました。
TUECで企画運営の責任を担ったヤコブ・スキュット・イエンセン事務長は、「今年もTUECに多数の学生と引率教員が集まり、素晴らしいプログラムが実現しました。コーディネートした現地スタッフのカミラ・ニールセンをはじめ、インターンシップで協力してくれたスタッフも、皆さんが喜ぶ顔を見て満足していました」と話しています。
TUECの堀真奈美所長(健康学部教授)は、「短い期間ですが学生が多様な経験を通じてたくましく成長している様子を垣間見ることができました。また、研修プログラム以外でも体育学部競技スポーツ学科の與名本稔准教授からは、デンマークで行われた陸上競技の派遣大会で男子やり投げの学生が優勝し、女子円盤投げの選手が入賞したといった活躍を伺い、大変うれしく感じています。他にも文化社会学部北欧学科の原田亜希子教授が研究でデンマークを訪問し、TUECの施設を見学するなど、幅広く交流しています」と述べました。