学校法人東海大学第50回海外研修航海の結団式を挙行し、研修がスタートしました

「学校法人東海大学第50回海外研修航海」の結団式を、2月9日に東京・霞が関の東海大学校友会館で挙行しました。海外研修航海は、本学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で諸外国を巡り、異文化理解・環境保護・協調性の大切さなどを実践的に学ぶプログラムで、1968年の第1回からこれまでに3800名をこえる学生が参加しています。
今年度は50回の節目を迎えたことを記念して、チリ共和国領・イースター島を初めて訪問するコースを設定。研修学生98名、団役員13名、望星丸乗組員27名、海洋学部航海工学科航海学専攻の練習学生24名の合計162名からなる研修団は、成田空港から出国し、フランス領ポリネシア・タヒチ島で望星丸に乗船します。その後3月27日までの47日間、「Think Ahead, Act for Humanity~未来へつなぐ航海」をテーマに掲げ、イースター島を経てサモア独立国・アピア、ミクロネシア連邦・ポンペイを巡り、各地で現地の大学への訪問や、船上交流会などを実施して横浜港へと帰港する計画です。
結団式では、はじめに東海大学の山田清志学長が式辞を述べ、「学生諸君はこの研修航海に向けて事前学習などで準備を進めてきたことと思います。航海を通じてその成果を発揮できるよう頑張ってください。横浜港で一回りも二回りも大きくなった皆さんにお会いできることを楽しみにしています」と語りかけました。また、来賓祝辞として、国際機関太平洋諸島センター所長の斎藤龍三氏と東海大学連合後援会会長の二重作昌明氏から、研修団に激励の言葉が送られました。続いて研修団宣誓として、研修団の吉田一也団長(本学副学長・工学部精密工学科教授)、学生長の小菅穂菜水さん(観光学部観光学科4年次生)が登壇。航海の安全と成果を収めることを力強く誓い、山田学長から吉田団長に団旗が授与されました。
一行はその後、バスで成田空港へと移動。出国ゲートでは見送りに駆けつけた家族や友人らとつかの間の別れを惜しむ姿や、元気いっぱいに手を振り研修航海へと向かう姿が見られました。研修学生たちは、「さまざまな学部やキャンパスから学生が参加しているので、違った価値観を知ることができるのではないかと期待しています」「今回の寄港地は旅行ではなかなか訪れることのできない場所。現地の大学生との交流を楽しみにしています」「土木工学科で学んでいるので、各寄港地の道路状況についても見聞を深めたい」「船内という限られた空間では人間関係も難しいことがあると思うけれど、一つひとつクリアして親友をつくります」と口々に今後の研修に向けた意気込みを語っていました。

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