「第10回新潟フランス語スピーチコンテスト」で3名の学生が入賞しました

1月26日に開催された「第10回新潟フランス語スピーチコンテスト」(主催=新潟市国際交流協会)に、本学から丸山綾夏さん(教養学部人間環境学科自然環境課程2年次生※)、尾崎奈々さん(観光学部観光学科3年次生※)、櫻井洋介さん(法学部法律学科4年次生※)が出場し、中級部門で丸山さんが優勝、フリースピーチ部門で尾崎さんが3位、櫻井さんが審査員特別賞を受賞しました。この大会は、新潟大学を会場に隔年で開催されている全国規模のフランス語スピーチコンテストで、課題文を暗唱する初級部門と中級部門、原稿を自作するフリースピーチ部門の3部門に分かれており、東海大生の出場は今回が初めてです。

中級の部に出場した丸山さんは、1922年にフランスで出版された『La Maison de Claudine』の「壁の上の司祭」より抜粋された課題文を暗唱。指導にあたった国際教育センターの惟村宣明教授とともに原文の日本語訳からとりかかり、「日本語で文章の意味を理解してから、フランス語の文章を暗記しました。フランス語は日本語を話すときと口の動きが異なり、一文が長く抑揚をつけるのが難しいので、流暢に話せるまでにとても苦労しました」と振り返ります。本番をミスなく終え、「舞台に立ったら覚えた文章がすらすらと出てきて、あっという間に終わってしまいました。優勝できたことで自信がついたので、今後は京都と東京で開催されるスピーチコンテストへの出場を目指したい」と話しました。

フリースピーチ部門で3位に入賞した尾崎さんは、国連が1967年を国際観光年に指定するにあたって掲げたスローガン「観光は平和へのパスポート」をテーマにスピーチしました。「自分が大学で学んできたことを生かせる内容にしようと考え、観光学部に入って最初の授業で聞いたこの言葉をテーマに原稿を作成しました。観光の意義とは何かを伝えられるよう言葉を選び、さらにフランス語に訳すのはとても難しかったです」と振り返ります。受賞について、「優勝を目指していたので、うれしさ半分悔しさ半分という気持ちでしたが、一緒にフランス語の授業を受けてきた先輩たちから『おめでとう』『お疲れさま』などたくさん連絡をもらえてうれしかったです。これで終わりではなく、将来の仕事や今後の学びに生かしていきたいと思います」と笑顔で語りました。また、同部門で審査員特別賞を受賞した櫻井さんは、「時間の大切さ」と題してスピーチ。鉄道会社に就職し、2015年度から社会人学生として学んできた櫻井さんは、秒単位で運行を管理する鉄道会社での時間の大切さを語る一方、授業に真面目に取り組まない学生に対して、「いろんなことを学べる時間があるのに、無駄にしてしまっている学生が多い。社会人にはない特別な時間を無駄にしないでほしい」と訴えかけました。

※学年は当時

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