文学部の学生が「第55回全国学生スペイン語プレゼン大会」で準優勝となりました

文学部歴史学科西洋史専攻4年次生の石井菜穂さんが、京都外国語大学で11月30日に開かれた「第55回全国学生スペイン語プレゼン大会」で準優勝の成績を修めました。スペイン語での意見発表を通じた語学力向上を目的とした全国規模の大会です。今回は9大学から18名の学生が出場し、「スペイン語圏の人に紹介したい日本の習慣、日本人に紹介したいスペイン語圏の習慣」を統一テーマにしてプレゼンテーションを実施。スペイン語圏での通算在住期間で2つの部門に分かれ、石井さんは6カ月未満の学生を対象とした第1部に出場しました。

石井さんは、「大学で学んでいる西洋史と、自分が好きな日本の神話をかけ合わせたテーマ」という「日本とヨーロッパの入浴習慣」について語りました。大衆浴場が好まれていた古代ローマでは、疫病の流行やキリスト教の教えにより入浴習慣がだんだんと衰退していったのに対し、日本では水が清らかなものとして後世に伝わり、世界でも数少ない入浴習慣が残る国であることを説明。「ほかの国から見ると特殊な習慣でも、受け継がれてきたことには必ず歴史的な背景があります。もし海外で珍しい文化に触れたとしても、背景や意図を理解して受け入れるべきだと考えます」と訴えかけました。準優勝の受賞について、「昨年この大会で先輩が3位に入賞した姿を見て、『来年は私も絶対に出たい!』と思い準備してきました。憧れの先輩をこえる結果を残すことができ、自信につながりました」と笑顔で語りました。

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