秋学期「日本語教育特別講座」修了式を行いました

東海大学国際教育センターでは2019年度秋学期「日本語教育特別講座」の修了式を、1月25日に湘南キャンパスのコムスクエアで行いました。本学では、海外の大学との学術協力協定に基づき、約30カ国・地域から日本語研修生を受け入れており、10カ月から半年の間で日本語と日本文化などを学ぶ研修プログラムを実施しています。

この秋セメスターで修了したのは、漢陽大学(大韓民国)13名、清州大学3名(大韓民国)、ストックホルム大学2名(スウェーデン)、極東連邦総合大学2名(ロシア)、ベルゲン大学2名(ノルウェー)、フンボルト大学1名(ドイツ)、トゥルク大学1名(フィンランド)、オスロ大学1名(ノルウェー)、コペンハーゲン大学5名(デンマーク)の9大学30名です。修了式にはキャンパスライフをともに過ごした留学生や教職員も出席し、研修生の修了を祝福しました。

当日は、まず留学生支援部門主任の加藤好崇教授がプログラムの経過を報告。授業の様子や研修旅行、スピーチコンテストへの参加、近隣の小中学生との交流など、学生が取り組んだ活動を披露しました。続いて、国際教育センターの山本佳男所長が、「皆さんは各大学の代表として本学で学び、これからは出身大学に戻って、日本とそれぞれの国の友好親善の発展に協力してください。東海大学の創立者である松前重義博士は、政治体制やイデオロギーを超えた世界平和の実現を望んでいました。グローバル化が進む現代では、その理想がいっそう輝きを増しています。皆さんは東海大学で得た経験を、これからも大いに生かし、国際人として活躍してくれることを期待しています。ぜひ、それぞれの夢にまい進してください」と学生たちを激励し、一人ひとりに修了証書を授与しました。また、来賓を代表して漢陽大学の朴奎泰教授が、ジャレド・ダイヤモンドの『危機と人類』や昨年来冷え込んでいる日韓関係の現状に触れながら、「国同士の関係が難しい時ほど、対話が重要になると思います。皆さんもそのことを念頭に、東海大学や日本での経験を生かして、これから日本と世界をつなぐ架け橋になってください」と語りました。

式典終了後の懇親会には、本課程をサポートした日本人学生や留学生も参加。同士が思い出を語り合ったほか、修了生によるパフォーマンスも披露されました。

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