日本語学校が選ぶ「日本留学AWARDS」で入賞しました

一般財団法人日本語教育振興協会「日本語学校教育研究大会」が主催する「2020年度日本留学AWARDS」が9月26日に発表され、私立大学理工系部門で本学が入賞しました。同賞は、学習環境やカリキュラム、設備などが優れており、留学生に勧めたい高等教育機関を日本語学校の教員らによる投票によって表彰するもので昨年に引き続き連続の受賞になります。

本学は19学部75学科・専攻・課程に約28,000名が学ぶ大規模総合大学ですが、教員に1名に対する学生比率は1対18と小規模大学と同程度の教育環境を整備。留学生をサポートする国際教育センター事務室と各学部の教員が緊密に情報を共有しているほか、学部1、2年次生に対しては、同じ分野の大学院生がチューターとして、生活、学習面を援助し、学習の向上につなげるなど学習・生活の全般にわたって留学生をサポートする体制を整えています。さらに、学部留学生のために、留学生カリキュラム科目を開講。大学入学後に必要なアカデミック・ジャパニーズ(レジュメの作り方、リポートの書き方、プレゼンテーションの方法、スピーチ原稿の書き方、就職のための日本語表現)や現代日本を知るための教養科目「世界と日本」、「日本の文化・社会」を幅広く学べるようにしています。

本学の取り組みはこれまでも、中国・韓国のみならずタイやロシア、中東諸国、中央アジア諸国の政府からも高く評価されており、2020年現在で、49カ国から1,240名の外国人留学生を受け入れています。

国際教育センターの山本佳男所長は、「今回の受賞の背景には、各日本語学校から本学に進学した学生たちの満足度が高いことがあると考えており、大変光栄です。新型コロナウイルスの世界的な流行後には、各指導教員が学生と密に連絡を取るとともに、学習面での悩みなどをオンラインで相談できる個別相談会を開くなど、制限された環境の中でも日本人学生と変わらない支援を受けられるよう支援を続けてきました。今後も本センターと各学部・学科が緊密に連携を取れる環境を維持し、留学生に選ばれる大学であり続けられるようサポートしていきたい」と話しています。