「スペイン語プレゼン大会」をオンラインで開催しました

国際教育センターのスペイン語研究室では、1月21日にオンラインで「スペイン語プレゼン大会」を開催しました。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、学内外のスピーチコンテストが中止となったことから、日ごろスペイン語を学んでいる学生たちの成果を披露する場として企画したものです。今回は6名の学生が参加しました。

学生たちは事前に作成したスペイン語の原稿をもとに発表。パワーポイントの資料や写真を共有したり、身振り手振りを交えたりと、一人ひとり用意したテーマに沿ってプレゼンテーションしました。スペイン語の教員らによる審査の結果、教養学部国際学科4年次生のオグンレエ・オレオフェさんが優勝しました。オレオフェさんは「disfrutar siendo una persona promedio(普通の人であることを楽しむ)」と題してスピーチし、夢をあきらめない大切さや、目標を達成することを美徳とする考え方に言及。「人間として、何かを達成したいという本質的な欲求があることはわかりますが、成功イコール目標の達成であるという考え方はフラストレーションにつながります。私は12歳のころ、ピアニストになることを夢見てピアノを始めましたが、あまり上達せずあきらめたことを後悔しています。トップを目指すことや野心を否定するわけではないけれど、自分が”普通の人”であることをあまり気にすることはありません。成功の反対は”平均的な人”ではなく、”怠惰”ではないでしょうか。私たちは毎日、自分の最善を尽くして日々を過ごしていければいいのです」と語りかけました。

オレオフェさんは、「原稿の暗記に苦労しましたが、優勝することができてとてもうれしく思います。母国のナイジェリアは英語が公用語なので、スペイン語の勉強は語学や文化の違いを学ぶことができ視野が広がりました。卒業後はナイジェリアで就職する予定ですが、帰国してもスペイン語の勉強は続けていきたい」と語っています。