ライフセービングクラブCRESTの正木友海さんが世界選手権大会に出場しました

湘南校舎で活動するライフセービングクラブCRESTの正木友海選手(体育学部1年次生)が、9月21日から10月2日にイタリア・リッチョーネで開催された世界選手権大会に日本代表として出場。個人競技のビーチフラッグスで10位に入り、団体競技のビーチリレーでは6位、レスキューチューブレスキューで10位となりました。

正木選手は、「サーフィンが趣味の両親の影響で幼いころから海が好きだった」と小学校3年のときに地域のクラブで競技を始めました。「最も自信がある種目」と語るビーチフラッグスでは、高校3年時に全日本選手権大会で準優勝するなど日本トップクラスの実力を誇ります。同種目は、出場選手がうつ伏せの状態から20m先のフラッグを奪い合う競技で、「多くの大会では出場選手より1本少ない数の旗がゴール地点に設置され、1レースごとに1選手が脱落するサドンデス方式で優勝を争います。各レースは3、4秒で終わるので、反射神経や脚力だけでなく、一瞬の判断力やほかの選手の動きを見る視野の広さが求められます」と正木さん。「1レースごとに自分なりに作戦を立てて、その戦略通りにフラッグを手にしたときの高揚感は何物にも代えがたい」と魅力を語ります。

自身初の日本代表に選出され臨んだ世界選手権について、「初めて国際大会に出場できたので、たくさんの経験を積むことができました。世界トップレベルの選手の集中力やフィジカルの強さ、脚力などはとても参考になりましたし、日本のトップを目指すのはもちろん、国際大会でも好成績を残せるような選手になりたい」と目を輝かせていました。

なお同大会には、卒業生の西山俊選手(政治経済学部2010年度卒・CRESTヘッドコーチ)と嶋津俊哉選手(体育学部20年度卒)も日本代表として出場。総合得点の与えられる16位以内に、西山選手が12種目、嶋津選手が4種目で入り、日本史上最高となる総合7位入りに貢献しました。西山選手は、「今大会では日本チームの歴史を塗り替えただけでなく、個人として6回目の世界選手権で、過去最多のポイントを獲得できました。また東海大学の関係者が過去最多の3選手出場したことも、誇らしく感じています」と話していました。