水泳部の浜本選手が明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」に選ばれました

パラ水泳選手の浜本純矢選手(健康学部4年次生)が明治安田生命保険相互会社主催の「地元アスリート応援プログラム」に選ばれ、5月28日に明治安田生命平塚支社で支援金100万円が贈られました。同プログラムは、明治安田生命「地元の元気プロジェクト」の一環で2020年11月からスタートした取り組みで、地元から世界への挑戦を目指すアスリートに「思いを発信する場」を、アスリートを支える地域の方々には「応援する場」を提供することで、地域の一体感を醸成し、子どもたちの夢や地元愛を育むことを目指しています。今年度は、自薦や他薦などで集まった多くの候補者の中から28都道府県、総勢32名の若手トップアスリートが選ばれ、浜本選手もその1人に名を連ねました。パラアスリートでは唯一の支援アスリートになります。

目録贈呈式には浜本選手と所属する水泳部の加藤健志部長(スポーツ医科学研究所准教授)ら大学関係者5名と、明治安田生命から浅野康平塚支社支社長ら4名、平塚市から今井高司企画政策部部長ら3名が出席。浅野支社長から浜本選手に目録が贈呈されました。今井部長は、「浜本選手が今回の支援アスリートに選ばれたのは、厳しいトレーニングなどの日々の努力と素晴らしい実績の賜物です。平塚市として、今後も地域とともに地元アスリートをいっそう応援していくとともに、心のバリアフリーや多様性を尊重する取り組みを推進してまいりたいと考えています」と祝辞が送られました。明治安田生命平塚西営業部の門岡泰弘営業部長からは、「先日面接でお会いした際に浜本選手の考え方や競技に取り組む姿勢、発言力に驚き、その場でファンになりました。このような形で支援できることをうれしく思っています。まずは1年間ですが、平塚市や伊勢原市、秦野市を中心に多くの方に浜本選手のことを知ってもらい、パラ水泳の普及・発展に少しでもお力になれればと思っています」との言葉が述べられました。

5月21日から23日に行われた2021ジャパンパラ水泳競技大会で、浜本選手は派遣標準記録を突破できず、目標にしていた東京パラリンピック出場はかないませんでした。しかし、加藤部長は、「今回のお話をいただいてからの純矢は、大会に向けての強化合宿で今まで以上に人生を賭けて頑張りましたし、本番でのタイムへの執着もすごかった。今までにないくらい全力で、人生最大の挑戦でした」と話し、さらなる飛躍に期待を込めています。浜本選手は関係者の方々に深い感謝の念を示しつつ、「地元の方々に笑顔を届けられるように、僕自身のやり方で水泳を追求しながら地元に貢献していけたらと思っています」と視線を前に向け、意気込みを語りました。