「ハワイ東海インターナショナルカレッジ初級者向けプログラム」をオンラインで実施しました

東海大学では9月16日と17日にオンラインで、職員を対象とした SD(グローバルSD)研修「ハワイ東海インターナショナルカレッジ初級者向けプログラム」を実施しました。このプログラムは、2019年度までハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)で行っていた研修プログラムが新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となったことを受け、研修の一部をオンラインで実施したもの。HTIC教職員へのインタビューやロールプレイを通して、本学の海外教育機関であるHTICの教育制度に関する理解を深めるとともに、日々の業務や学内での英語によるやり取りをスムーズにし、語学力・異文化対応力を身に着けることを目的としています。今回は6名の職員が参加しました。

両日ともにHTIC教員のパトリシア・アーリー氏の指導のもと、参加者がHTICの教職員に担当業務の内容や日ごろの業務の様子、日本に対する印象などをインタビュー。学生課、アドミッション・オフィス、人事課に分かれ、それぞれの担当職員に対し「日常で最もよく行う業務は?」「学生からは1日にどれくらい問い合わせがきますか?」など実際の業務にかかわる質問や、「ハワイでの新型コロナウイルス対策について教えてください」といった時局にからむ質問まで、幅広い関心のもと話しました。

続いて、大学職員のための英会話セッションではアーリー氏が参加者に対し「私たちがとり得るコミュニケーションの手段はどのようなものがありますか?」や「生徒はどのような問題を抱えて相談をしに来ますか?」「明確にメッセージを伝えるにはどうすればいいと思いますか?」「仕事における理想的なコミュニケーションは?」など、業務中の意志疎通や学生対応について疑問を投げかけることで、参加者自身が場面ごとの対応を考えられるよう促しました。また、相手に伝わりやすい業務連絡メールについて、アーリー氏がPC画面を共有し表現方法などを説明しながら実際に作成し、業務上の英文メールについて理解を深めました。その後は、職員役と生徒役に分かれ、窓口での英語対応のロールプレイに取り組み、職員と生徒それぞれの立場を経験することで、より実践的な対応力の向上が図られました。

最後に、アーリー氏が参加者に向けて、「2日間の短いプログラムでしたが、本当に頑張れば短期間で幅広い対応ができるようになります。皆さんの今後に期待しています」とエールを送りました。