「第37回Online Global Citizenship Seminar」を開催しました

東海大学では3月17日に、「第37回Online Global Citizenship Seminar」を開催しました。この催しは、キャンパスの国際化を進めるために、さまざまな分野の専門家や、目標に向かって挑戦を続ける学生や教員が、全編英語による講演を行うものです。今回は山田清志学長が、「How to Overcome Language Difficulties ―苦手な英語を克服するには―」をテーマに、英語の勉強方法や国際交流のポイントについて語りました。

山田学長はまず自身の生い立ちを紹介し、「北海道三笠市に生まれ、札幌市の高校に進学したあと早稲田大学法学部に進みました。英語はあまり得意ではなく、昔はほとんど話せませんでした」と説明。東海大学入職後、デンマークにあるヨーロッパ学術センターへの赴任やハワイ東海インターナショナルカレッジ学長などを歴任してきたことから「英語でコミュニケーションをとる機会が増えると世界中に多くの友人ができ、自分の世界が広がりました。海外での仕事は苦労もあったけれど、努力すれば必ず周りは認めてくれます」と語りました。また、英語への苦手意識を克服する方法として、「間違いを恐れない」「発音を気にしない」など、自身の経験から学生に向けてアドバイスしたほか、アインシュタインの「The world will not be destroyed by those who do evil, but by those who watch them without doing anything(悪い行いをする者達によって世界が滅ぼされるのではなく、何もせずにそれを傍観しているだけの者達によって滅ぼされる)」という言葉を引用し、自ら行動することの重要性を伝えました。

講演後には聴講者から多くの質問が寄せられ、海外勤務時代のエピソードや現地の人々とのコミュニケーション方法などを解説。「英語は人生を豊かにしてくれるもの。日本人は単語や文法を完璧にしないといけないと思いがちですが、多少間違っていても通じます。失敗を恐れず、どんどん挑戦してください」と語りかけました。