イラン外交官候補生の短期研修プログラムを実施しました(湘南キャンパス)

東海大学では12月9日に湘南キャンパスで、外交を学ぶイランの大学院生を対象にした短期研修プログラムを行いました。笹川平和財団中東イスラム事業グループが実施している「日本・イラン青年交流事業」の一環で、本学では毎年同財団から本研修の一部を受託しています。3年ぶりに対面形式で行われた昨年度に続く開催となった今回は、学生交流や教員による特別講義を実施しました。

当日は、イラン外務省付属の大学院「イラン国際関係学院」(SIR)で学び、卒業後は外交官候補生として期待される9名の学生と引率の教員1名が参加しました。初めに政治経済学部の藤巻博之教授がオープンニングリマークを行ったあと、大学院政治学研究科の大学院生らによる研究報告会を実施し、国際学部のタギザーデ・ヘサーリ・ファルハード准教授も交えて学生交流を行いました。その後、特別講義を行い、政治経済学部の小川裕子教授が「21世紀の日本:安全保障、経済、ODA」、同学部の平井新講師が「中台関係と日本の対応」、建築都市学部の梶田佳孝教授が「日本における都市防災について」と題して講演。各講義終了後の質疑応答でも活発な議論が交わされました。その後、チャレンジプロジェクトTICC(Tokai International Communication Club)の学生たちがキャンパスを案内しました。最後には、本研修の修了証授与式も行い、学長室国際担当の山口滋部長(理学部教授)から一人ひとりに修了証を手渡しました。