湘南キャンパスでSDG-UPが認定する授業の修了式を実施しました

湘南キャンパスで1月19日に、国連大学SDG大学連携プラットフォーム(SDG-UP)が認定する一般教養科目「国連SDGs入門―『行動の10年』のためのサステナビリティの学び」の修了式を実施しました。SDG-UPは日本と世界の持続可能な発展に貢献することを目的に、国連大学サステイナビリティ高等研究所が中心となり、SDGsの達成に向けて積極的に取り組む意欲のある日本の大学が連携できる場として2020年に設立。本学を含む29大学が参画しています。

この活動の一環として開講される教養講座「国連SDGs入門」は、環境やジェンダー平等などSDGsに掲げられた目標について、先駆的な取り組みを展開している12大学がそれぞれの得意分野について制作した講義動画と、それぞれのテーマに沿ったディスカッションにより構成される科目です。本学では、全学部の学生を対象とした選択科目「社会的課題の理解と探求A」「パブリック・ワークA」を履修する学生が受講。各大学が提供した講義動画を視聴した後、授業担当教員による補足説明を踏まえ、3、4名のグループに分かれて各回のテーマに沿ってオンライン上で討議しました。春学期に受講した学生を対象にした修了式には3名が参加し、吉川直人副学長が修了証を手渡しました。吉川副学長は、「持続可能な社会のために、専門的な講義から学んだことを生かしながら、自分たちに何ができるかを考えて行動していきましょう」と学生たちにメッセージを送りました。

授業を履修した中村雄大さん(工学部3年次生)は、「これまでSDGsについて学ぶ機会が少なかったので、知識を深めようと受講しました。グループディスカッションで他学部の学生と意見交換ができ、非常にいい経験になりました」と話しました。山崎綾音さん(教養学部3年次生)は、「チャレンジプロジェクト『Beijo Me Liga』で、教育に関するワークショップを開いた際に、授業で学んだ内容を活動に生かせていると実感でき、履修してよかったと思いました」とコメント。長峰杏菜さん(教養学部2年次生)は、「日本だけでなく他国のSDGs課題についても学ぶことができました。将来は航空業界で働きたいので、今回学んだことを生かして活躍していきたい」と話していました。

授業を担当したスチューデントアチーブメントセンターの二ノ宮リムさち教授は、「一人ひとりの努力だけでなく、社会のシステムをよりサステナビリティなものに変えていかなければ、SDGsは達成できません。学生たちには、社会に対する意見を人と伝え合うという講義で得た経験を今後も継続し、社会を変革する一員になってもらいたい」と語りました。