食品バイオ化学研究室


木下 英樹 准教授

乳酸菌を多く含む発酵食品(ヨーグルト、チーズ、漬物、キムチなど)は、身近な機能性食品です。私たちの研究室では、さまざまな食品から乳酸菌を単離し、その機能性を解析しています。乳酸発酵食品には、乳酸菌の機能と発酵によって食品素材から新たに生み出される機能の2つが期待されます。そのため、研究対象は乳酸菌そのもののほか、チーズ、豆乳ヨーグルト、発酵野菜などさまざまです。乳酸菌の魅力は研究成果を応用に結びつけやすいことです。私たちの研究室では機能性乳酸菌を発酵食品へ応用する研究も行っており、付加価値をつけた新しい機能性食品の開発を目指しています。

乳酸菌、腸内細菌、豆乳ヨーグルト、チーズ、ヨーグルト、発酵食品、機能性食品、脳腸相関、多機能タンパク質、菌体外多糖、抗炎症、糖尿病、免疫、サイトカイン、重金属、デトックス、腸管付着性、応用微生物学、食品科学

●乳酸菌の多機能性タンパク質に関する研究
●豆乳ヨーグルトの機能性に関する研究
●チーズの機能性に関する研究
●新しい機能性乳酸発酵食品の開発に関する研究
●乳酸菌と酵母の共生関係に関する研究
●乳酸菌のsmall RNAに関する研究

乳酸菌や発酵食品は掘っても掘っても掘り尽くせない魅力ある研究材料です。新しい発見に溢れています。「機能性食品」、「健康」、「六次産業化」などに興味がある人は是非、発酵食品の世界へ!魅力ある楽しい世界が皆さんを待っています。

福岡県糸島市出身。2003年九州東海大学(現東海大学)農学部卒業。2008年東北大学大学院農学研究科博士課程修了・博士(農学)。2008年宮城大学食産業学部・助教を経て、2016年東海大学農学部・講師、2021年同・准教授。趣味は、糠漬け作り。