植物が生きていくための仕組みを解き明かす
高橋 秀行 教授

研究テーマ例
●植物の成長・開花・休眠の調節機構に関する研究
●植物の新たな環境応答機構の探索
●希少植物の栽培・保全に関する研究
地球規模の気候変動が予想される中、農作物の生産性を維持していくには、植物が本来持つ生きていくための仕組みを理解し、利用する必要があります。特に、開花や休眠は農業にとって重要な特性であり、結実や発芽は繁殖に欠かせません。これらを自在に調節できれば、農作物の安定栽培に貢献できると共に、希少植物の保全にも応用が期待できます。
本研究室では、熊本県で栽培されている作物や阿蘇地域に自生する植物を対象に、成長・開花・休眠などのメカニズムの解明から、それらを調節する技術開発に取り組んでいます。ゲノム編集等の先端技術を駆使し、熊本県の農業が抱える課題解決に貢献できる研究を推進していきたいと考えています。



研究分野・キーワード
植物代謝学、植物分子生理学、開花、休眠、環境応答
高校生へのメッセージ
私達が将来に渡って豊かな生活を営むには、植物が『生きる』ための仕組みを理解し、農業に『活かす』ことが重要です。植物が持つたくさんの仕組みを皆さんと一緒に研究できることを楽しみにしています。
プロフィール
新潟大学農学部卒業。2003年新潟大学大学院自然科学研究科博士課程修了(農学博士)。2003年東京大学分子細胞生物学研究所博士研究員、2009年財団法人岩手生物工学研究センター主任研究員、2019年新潟大学自然科学系(農学部)特任准教授、2020年東海大学九州教養教育センター准教授、2022年東海大学農学部農学科准教授。