2024年6月26日~28日に開催されたコンクリート工学年次大会2024(松山)にて、本学大学院工学研究科建築土木工学専攻を今年3月に修了した中出敬大さんが、年次論文奨励賞を受賞しました。この賞は、40歳未満の講演者を対象として、特に優秀な講演と認められた者に授与されます。
近年、コンクリートの分野では、コンクリートのCO2排出量削減のための技術開発が活発化しています。その一つの手法として、製造時に大量のCO2を排出するセメントに代わるアルカリ活性材料(AAMs)の使用が注目されています。
中出さんは本学在学中、建築学科の渡部憲先生の指導の下で、AAMsの高靭性化(鉄筋コンクリート建築物の耐震性や耐久性向上につながる可能性のある性能です)について研究を行っており、その成果を論文「再生細骨材を使用した繊維補強AAMsモルタルに関する基礎的研究」として発表し、この賞を受賞しました。