2025年10月27日(月)、神奈川県立上溝南高等学校の1年生16名を対象に、建築都市学部 土木工学科の馬場勇介准教授による模擬授業「まちづくり=土木=大好きな人のいのちを守る仕事。さらに地球環境を守るために。」が行われました。
授業の冒頭では、「土木をさがせ!」というアクティビティを通じて、ジオラマの中から土木構造物と建築構造物を見分ける体験を行いました。これにより、土木工学と建築学の違いを学ぶとともに、両者が連携して“まちづくり”を支えていることを実感しました。


続いて、土木技術者は医師ではないものの、「災害に強いまちづくり」を通じて人々の“いのち”や“くらし”を守るという、社会的に重要な役割を担っていることが紹介されました。
授業の後半では、“まちの骨格”ともいえる道路をテーマに、渋滞やスピード対策に関するクイズを交えながら、交通インフラの工夫について学びました。また、まちづくりに欠かせないコンクリートの環境負荷を低減する最先端の研究紹介や、実際に練混ぜを体験する実験も行われ、土木工学の幅広さと奥深さを体感する機会となりました。
また、同校の卒業生である池野伊吹さん(土木工学科3年)も参加し、後輩の生徒さんにとって身近なロールモデルとして刺激を与えてくれました。授業の最後には、在学生の小野明莉さん(土木工学科4年)によるキャンパスライフの紹介があり、東海大学での学びや部活動、アルバイト、就職活動などについて具体的なエピソードや魅力が語られました。
馬場勇介准教授は、「今回の模擬授業を通して、“まちづくり”を担う土木工学の魅力と社会的意義を多角的に知ってもらい、生徒の皆さんにとって将来の進路を考えるうえで大きなヒントになれば嬉しい」とコメントしています。





