オンライン公開セミナー「デジタルトランスフォーメーションで変わる社会を開催しました

経営学部経営学科では6月29日に、オンライン公開セミナー「デジタルトランスフォーメーションで変わる社会―外資系企業からの視点―」を開催しました。このセミナーはデジタルトランスフォーメーションを始めとした情報技術が社会に与える影響を理解し、今後の学びや就職活動に生かしてもらおうと本学科のアルマズヤッド オスマン講師が企画したものです。当日は、アクセンチュア・テクノロジー、ICE Data アナリストの碓井舞氏を講師に招き、本学科の学生ら約100名が参加。碓井氏は、日常生活から企業活動までデジタルトランスフォーメーションによって社会がどのように変化しているのか紹介したほか、デジタルトランスフォーメーションの事例紹介、IT業界を目指したきっかけや就職活動のコツについても講演。また、生涯をかけて身につけたいことや、やり遂げたいことなどについてディスカッションしました。

碓井氏はまずITが高度に浸透した社会である「Society5.0」を紹介。「インターネット黎明期から現在までのITサービスの変化を示しつつ、クラウドサービスやAI、ブロックチェーンなどが身近なものになっている昨今において、ますますこうした動向を知ることが重要になります」と説明しました。続いて碓井氏が携わった一事例として、衣料品販売事業者のカスタマー向けアプリ開発、スマートレジ、Paymentサービス、倉庫・在庫管理最適化などを挙げ、「すでに生活の多くのシーンでITを用いて効率化・最適化されたサービスが提供されています」と語りました。続いて、IT業界での就職活動について、「このままIT市場が高位成長する場合、2030年には人材が78.9万人不足し、特に情報セキュリティ人材、先端IT人材の不足が深刻になる」と語りました。次に、クラウドサービスのアンケートフォームを使い、参加学生のIT知識や就職活動に対する意識調査を実施。実際の学生の回答から、面接時の質問に対する返答の仕方など、就職活動に生かせる具体的なアドバイスを送りました。

最後の質疑応答では「インターンシップ先の探し方や、選び方などのコツを教えてください」「就職活動時、アクセンチュア以外にどんな企業を見ましたか」「学生時代の興味関心は仕事の中で生かせますか」など多くの質問が寄せられ、学生たちの関心の高さがうかがえました。