【児童教育学科】新関 伸也先生【教員紹介】

新関 伸也 教授

にいぜき しんや

所属 児童教育学部 児童教育学科 

学位

修士(教育学)

研究分野

教科教育/美術教育学 

キーワード

#美術教育 #図画工作 #幼児造形 #美術鑑賞 


美術における表現や鑑賞活動を通して人間の育ちや在り方を考える

幼児造形、図画工作・美術科など美術教育の今日的な課題に対応する指導法や評価、そのための授業分析を中心に研究をすすめています。近年は、美術鑑賞学習の普及と指導改善に資する「ルーブリック」に基づく実践研究を行っています。

美術作品をより理解するための「東西美術作品の鑑賞ガイドブック」

見ることから始まる西洋及び日本の名作101選の味わい方。美術鑑賞の第一歩は、知識よりも先に、まず「見る」ことから始まります。見て感じて、面白いと感じたら、なぜかと思います。これに答えるレシピが、本書の作品解説です。「なにが描かれているのか」「その見どころ」「その位置づけ」というふうに、 段階を追って作品の味わいが深まります。[神林恒道・新関伸也編『日本美術101鑑賞ガイドブック』三元社、2008年/神林恒道・新関伸也編『西洋美術101鑑賞ガイドブック』三元社、2008年]

美術鑑賞学習を改善するための「鑑賞学習ルーブリック」

美術鑑賞の授業をどのような構成で実践していいのかわからない。鑑賞の目標と評価の仕方はどうなのか。その疑問に答えたのが「鑑賞学習ルーブリック」です。このルーブリックは、教師の目標や評価の指標となるだけでなく、作品鑑賞の際の児童・生徒・学生の見方や感じ方のヒントとなる観点が明示してあります。また振り返りにも活用できるため、授業改善や実践普及に役立つツールとなります。

「鑑賞学習ルーブリック」の理論と実践

子供たちの、生き方につながる、授業づくり。子供たちと美術作品が出会い、一人ひとりに物語が生まれます。作品が自分を変えることを知り、その物語が友達を変えることを体験します。そして、いつの日か、その小さな出来事が「世界」とのかかわりに作用していく。そんな能動的な時間を実現するために、「鑑賞学習ルーブリック」という〈地図〉をつくりました。美術鑑賞教育の本質を探究し、指導を深めていくための新しいアプローチ。[新関伸也・松岡宏明編『ルーブリックで変わる美術鑑賞学習』三元社、2020年]


新関先生が注力しているSDGs


児童教育学科に興味がある受験生へ

東海大学児童教育学部は、保育士、幼稚園及び小学校教諭一種の免許を同時に取得できるカリキュラムを組んでいる特徴ある大学です。 

本研究内容に関心がある外部の方へ

名画・名作などの美術鑑賞を通した芸術体験やグループワークは、子供だけではなく、大人や一般企業の研修にも取り入れられるようになりました。

本研究に興味のある方はぜひ、ご連絡下さい。


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