児童教育学部の2年次生が神奈川県内の小学校で実習に取り組みました

児童教育学部児童教育学科の開講科目「学校体験活動」を履修する2年次生147名が6月に、神奈川県内各地の小学校で1週間の実習に取り組みました。本学部では保育園・幼稚園から小学校までの教育を統括して理解できる教員・保育者の養成を目指し、4年間で乳幼児・児童期の保育・教育を総合的に学びます。本科目では6月に小学校、9月に幼稚園での実習をそれぞれ1週間ずつ行い、補助的な役割を通して教員の仕事を体験します。

6月24日から28日には、平塚市立金目小学校で実習を実施。学生たちが低学年と高学年の担当に分かれて授業の補佐に入り、掃除や昼休みの時間も児童と共に過ごしました。参加した学生は、「1年時に参加した保育園実習では子どもの方から寄ってきてくれたけれど、小学生はこちらから話しかけないとなかなか関係性を築くことができず最初は緊張しました。日を追うごとにだんだん打ち解けることができ、とてもうれしい」「現場の先生方の仕事を間近で見ていると、落ち着きがない子どもへの声かけや板書など勉強になることがたくさんあります。『こうしなさい』と指導するのではなく、『今は何をする時間かな?』『周りの子は今どうしてる?』など、子ども自身に気づかせるような声かけが大切だと感じました」といった声が聞かれました。

山本康治学部長は、「この授業では単に勉強を教えるだけでなく、実習を通して子どもたちとたくさん遊び触れ合うことで保育者や教員としての楽しさを感じてもらいたいと考えています。協力してくださっている実習先の先生方や子どもたちへの感謝を忘れず、将来教育者になるためのいい経験を積んでもらいたい」と期待を寄せました。